Entries

過去のブログより~会社を辞める

今日は久しぶりに、過去の私のブログ、それもあまり公開されていないものから「会社を辞める」というタイトルをついたものをご紹介します。
10年前のもの、ホント、一昔前ですね。
私がFM大阪をやめた時の話が書かれています。
別に、そんなに辞めたくて辞めたわけじゃないのですが、当時の社長が無理やりやめさせた感じもしますね。
今の会社を辞めようと思っておられる方に参考になればと思って掲載します。
では、のちほど。

2002-1-18 21:39
リストラ大はやりですね。
労働者をこんなに簡単に首を切る時代がやってくるなんて思いもしませんでした。
ターゲットはもちろん団塊の世代でしょう。
絶対数が多いし、50代だし、仕事の中味が収入とつり合っていないし。

本人も辛いでしょうなあ。
新しいことも今さらできないし、管理職以外はあまりやりたくないでしょうし、今住んでいるところから離れたくはないでしょうし。

内心、こんな会社辞めたいと思っていても、その後の人生設計がまるで思い浮かばないのが本当のところでしょう。
いつ死の宣告が来るのかをヒヤヒヤしながら待っている、そんな心境なのでしょうね。

私がFM大阪を辞めたのは43歳の時でした。
ミュージックバードに出向していて、ここで仕事をしていても自分のプラスにはならないと実感したのがきっかけでした。
自分の時間が勿体無いと思ったのです。
で、FM大阪の社長に「やめたいのですが・・・」とおそるおそる申し出たところ「お、それはおめでとう。君がやめるのは会社としても好都合だ。とにかく今後の活躍を期待しているよ。」
あっさり言われてしまった。
義理でも引き止めるぐらいの言葉はないんかい。

強く慰留されたら、会社を辞めるのは思いとどまるつもりだった。
でも、全くその素振りなし。
勝手にやめて申し訳ないなと少しでも思った気持ちも空回り。
結局、俺はそれぐらいの存在だったんだと意気消沈した次第。

会社を辞めて得したか、損したか。
それは、何とも言えない。
今は会社の経営者なので、そりゃ普通にサラリーマンしているよりはるかにしんどい。
植木等さんの歌にもあったが「タイムレコーダ、ガシャンと押せばどうにかカッコがつくものさ」のサラリーマンだ。

時間の自由はないが、それでも毎月ちゃんと振り込まれる給料があるだけでも、どれだけ幸せか。

経営者なんて無茶苦茶儲かっている時しか心休まる時はない。
ちょっとぐらい儲かっている状態だと、かえって金の使い道に迷ってしまうだろう。
何しろ、社員は儲かっていることを知っている。
当然給料を上げてほしい、ボーナスをもっと寄越せとか、色々と要望がでてくるはず。

でも、ちょっとぐらいの儲けなんて、どこかのクライアントが飛んでしまえばそれで簡単に消えてしまう。
その為の金がやはり確保されねばならないし、万一の為に自分の財産も投げ出さないといけないかもしれない。

よく、社長の給料を高すぎるなんて言う人がいる。
社長の給料は、いわゆるオーナー社長である限り、高ければ高いほどいい。
社長は社員と違って、入った収入はいつでも会社に投げ出す義務がある。

儲かっている時は、できるだけ多く貰うが、会社が厳しくなると一円も会社からは貰わないなんてことも覚悟しないといけない。
社員には給料は払っても自分は我慢する。
資金繰りがすべてなのだから、自分の給料貰っている場合ではないのだ。

つまり、それほど会社を経営することは自分を犠牲にすることでもあるということだ。

やっぱりサラリーマンは気楽でよかった。
サラリーマン社長なんて言う人も多いが、こういう人は結局実業の世界では決して評価されることはないだろう。

ダイエーの中内さんも本当に大変ですね。

さて、会社を辞めることは、とにかく大変なのである。
得か損かはわからない。
ただ、辞めたしばらくは、ほとんどの人が迷うだろう。
私の選択は本当に正しかったのだろうか、と。
文句ばかり言っていた会社だが、今から考えるといいところもたくさんあった。
こういうことは外に出ないとわからないものだ。
本当に何でやめてしまったのだろう。
あんな、社員思いの会社はそうはなかったのに。

でも、これは仕方のない話です。
辞めてしばらくは、どちらにせよ新しい環境で自分の場所を見つけだすことから始まります。
そりゃ、大変です。
前の場所にいたら、しなくてもいい努力です。
その分、前の方が良かったと思うのは当然です。

結局、会社を辞める時に必要なものは、自分の夢にかける情熱です。
それがなければ、辞めるのは最悪の選択です。

さて、会社を辞める話は書き出すときりがありません。
長くなるので、今回はこれぐらいにしておきます。


あれから10年経ちました。
私も本当にいい歳になってしまいました。
今よく思うことは、あの時辞めなかったら今頃私はどうなっていたかということです。
何かややこしいことに巻き込まれていたような気がします。
あれからFM大阪を含めてラジオ業界、本当にいろんなことが起きましたからね。
例え今私が会社のトップになっていたとしても、戸惑うことばかりだったろうと思います。
経営者なんか、誰でもなれるとは思わないほうがいいですよ。
結局、今の自分に耐えられる人しか、困難な時の経営者には向かないというのが私の意見です。
景気のいい時は誰だって社長になれますからね。
さて、長くなりますが、本編には続きがあります。
ついでに載せておきますので、おヒマな時にでもお読みください

2002-1-19 23:44
会社を辞める年令について考えてみる。

20代で辞める人。
今はいくらでもいるだろう。
辞めた側も辞められた側もあまり痛痒を感じない。
結婚していたり、子供がいたりするとちょっと問題かも。
ま、そういう状況の人はその理由だけで辞めたりしないだろう。

辞めることによって次の世界がありそうなのは、30代半ばぐらいから40代半ばぐらいの人。

この世代は、辞める理由が他の世代よりはっきりしている。
今の環境にいるよりも、別の環境に行った方が自分は生かされるという判断がある。
10年以上も会社に居れば世の中の大体のこともわかるし、自分の力量もわかる。
ちょっとした管理職も経験しているだろう。

そういった状況にあって、会社を辞めるわけだ。
そりゃ、他の世代より意味ある転職が可能だろう。

40代後半から50代で会社を辞めるというのは、ちょっと悲惨。
そこまで一つの会社に居れば、なかなか他の会社に馴染めない。
応用力も衰えているし、体力もちょっと心配。

又、辞めたところで、喜んで受け入れてくれるところもなさそうだ。
給与は下がるし、待遇も悪い。
当然、会社への文句も多くなるだろう。

俺が働いてやっているのに、何だこの待遇は。

そんな文句聞かされたら、受け入れる側も嫌になる。

この世代、辞めたら自分に対して謙虚であり続けるしかない。
世の中のついでで、私は生きさせてもらっております。
どうぞ、私をお好きなようにお使い下さい。

会社を辞めさせられた人も、この心構えは大事だ。

タレントの世界なんかもっとシビア。
本当に仕事が欲しい人は、どこまでも謙虚でなければならない。

何でもやらさせてもらいます。
レポーターでも文句言わずにやりまっせ。

そんな仕事、やってられっかい、俺はスターだぜ、なんて言っていると、仕事はどんどん減って行く。

本当にスターだったら、仕事の方からどんどんやってくる。
しかし、そうなったらそうなったで、自分の時間がほとんどない。
金はあっても使う機会がない。

で、スターは馬鹿馬鹿しいものに金を使う。
車、女、酒、マンション。

金の使い方を合理的に考える時間がないのだ。
哀れなり、日本のスター達。

閑話休題。

とにかく、貴方が30~40代で、今の会社にいても未来は開けないと確信し、自分の得意な分野を自覚していて、そのためには会社を辞めるしかないと思える人だけ、辞表を書けばいい。

それ以外の人にはおすすめしない。

ほっといても辞めさせられるかもしれないではありませんか。
自分から、嬉しそうに手をあげるなんて愚の骨頂としかいいようがありません。





スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://from3.blog.fc2.com/tb.php/84-7f3d3cec

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

四季の花時計

プロフィール

フロムさん

Author:フロムさん


100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
言いたいことは一杯あっても、口に出せないことだらけ。
せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


ツイッターHN :abex795 

アクセスカウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
テレビ・ラジオ
128位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ラジオ
9位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる