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2012年の展望~radikoの行方

2012年、放送業界の展望、今日はradikoをとりあげたい。
radikoとは「日本のラジオ放送をインターネットで同時にサイマル配信するサービス」(Wikipedia)である。
つまり、マーケット的にはネットビジネスということになるが、今のところビジネスとしてはあまり活用されていない。
従来の広告放送との整合性が取れないから積極的にセールスされていなかったという説明もある。
昨年11月29日の産経のサイトにはこうあった。

ラジコは既に日本民間放送連盟加盟のラジオ全100社に参加を呼びかけ、現在は48社54局(試験配信含む)が参加。来年4月初頭には70社超となる見込みという。リスナー層は従来のラジオより10歳程度若いことが調査で分かっており、「ラジコを聴けるスマートフォン(多機能携帯電話)のさらなる普及で、若者の間でラジオが盛り返すチャンス」と期待をかける。


70社を越えるラジオ局が参加するのである。
少しも儲からないではすまないだろう。
スマートフォンが人気だし、アプリで聞けるようになるのだから、若者がもう一度ラジオを認識してくれるだろうと期待されているようだ。

でも、頭の中がまだラジオのままなんだよなあ。
これはラジオではありません、その発展形radikoなんです、と何故言わないのだろう。


ラジオがラジオのままradikoになったところで、若い人が何故関心を持ってくれると思うのか。
2012年は、参加ラジオ局が増えただけ、それで終わってしまいかねない。
これだけ増えたから、広告主が注目してくれるだろう、なんて考えていませんよね。
放送局のウェブサイトがネットの世界でこんなに増えました、と言っているのと同じものを感じるのだが、どうだろう。


画期的なメディア「radiko」、それはこんな風に使い、、またこんな風にも利用できる。
その使われ方が、今若者の間にひそかに人気になっている。
「ほら、これですよ、こんな風にしてこうしたら、めっちゃ楽しいじゃないですか」と若者の声。
あるクライアントもこう言っています。
「半信半疑で提供させてもらったんですが、いやあ、こんな風に使うんですね、若者は。好印象で、おかげでよく話題にしてもらっています。私たちも利用していて本当に便利です。」


ビジネスとは、例えばこういうものでなくてはいけません。
今のラジオ放送が、そのままインターネットに流れているだけでは新しい需要は生まれません。
それはサイマル放送を実施しているコミュニティFMにしても、一部のラジオ局にしても、もはや自明のことではありませんか?
radikoのサイトにバナー広告を貼ったところで、その売上を参加局に分配するのは大変だし、そんな色あせたサイトビジネス、話題になるはずもなしでは。


とにかく、イメージを広げるには、今ある制限をひとまず取っ払い、自由に各局に商売のやり方を投げかけるというのが必要ではないだろうか。
そして繰り返しになるが、コンテンツをネットの中に投げ込み、それをユーザーが自由にアプリ化できたり、自分のサイトにコンテンツとして利用できたりしてもらうことも一つの方法だと思うのだ。
MORE FREE  MORE EXCITING!
ネットのビジネスの端緒は常に自由でないといけない。
アイデアに枠をつけるのは、成功してからでいい。
私は心からそう思う。


radikoの話、次回も続けたい。




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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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