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2012年の展望~放送業界・3 「待てば海路の・・

放送業界は迷いの中にあると書きました。
新しいビジネスモデルは必要である、しかしそれが何かわからない。
で、ほとんどの放送経営者が当面の方針としているのは何か。
それは、「しばらく様子見」なのです、多分。
問題意識は共有されているはずと、昨日私は書きました。
だが、どうしていいのか自信がない、そこで賢人たる放送局のエリートたちはこう決めました。


今は、とにかく待ってみよう。
そのうち、誰かが答えを見出すに違いない。
その答えを待って、それを越える方策を考えようと。


何度も書いていますが、民間放送局のビジネスモデルを作ってきたのは<広告代理店>だったのです。
偉そうなことを言う放送マンは多数おります。
しかし、商売、すなわちビジネスモデルを磨きあげてきたのは、決して放送局側ではない。
それは、営業マンとしての経験もさせていただいた私が痛感していることなのです。
何故、そういう風に思うようになったのか、とりあえず2012年の展望を書いてから、そのことについて経験談を話そうと思います。


で、放送業界、今年2012年のスタンスはウェイティングです。
WAITING!
テレビ業界は、デジタルテレビを使って何ができるかをまともに考えているとは思えません。
これなら絶対に金になるという普遍的な方法論が見つからないのです。
dボタンを使って双方向なんてことをお題目のように唱えていますが、dボタンが富を作ったりしたなんて話を聞いたことがありません。
一番使っているのはNHKじゃないですか?先日の紅白でもdボタンで参加した一般視聴者の力が、紅組勝利を生んだわけですから。
確かに劇的な一瞬を見させてもらいましたが、あれはNHKだからこそできる技でしょう。
民放は何をするにせよ、スポンサーからの広告費が担保されていなければなりません。
あのボタンを使って何か面白い企画を考えろといっても、商売に直結するようなものは現場から出てこないような気がします。
放送業界が望んでいるのは、広告代理店が方法論を開発し、それにスポンサーをつけて持ってくることでしょう。
でも、広告代理店も今のところ、これといったものを開発できていない。
仕方がないので、放送業界は「待っている」わけです。
様子見、ウェイティング、きょろきょろ回りを見渡しながら、俺はまだマシだな、なんて思っていそうです。


上の例、radikoでも顕著に見られていますね。
そろそろ広告代理店が企画にしてくれるはず、これまで相当の参加費を払ってきたのだ、何かあるだろう、何かあるはず。
でも、ユーザー、すなわちリスナーの方々はほとんどこう思っているはず。
今のradikoは中途半端だ。
やるなら、地域制限をやめろ、音がよくなるだけでは、ムーブメントなんか起こしようがない、と。
そうです、今のradikoは、今の放送サービスを少しアレンジしただけです。
これは便利だ、これはすごい技術だ、なんて誰も思いません。
これを全国のラジオがどこでも聞くことができるサービスにすれば、必ずやネットユーザーが飛びつき、色々なブログやアプリが生まれて、radikoそのものを楽しめるようになるはずです。
それこそが、新しいビジネスの始まりになるのです。
でも、実際にそれができない、一体何故。
ということで、次回はradikoの話を中心に書いてみます。
皆さんのご意見等をコメントでもツイッターでもいいのでお寄せ下さい。
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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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いつまで続くかは皆さん次第。


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