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過去のブログより~プロデューサー 欽ちゃん

昨日のプロデューサーって何(第2回)で、プロデューサーは王になってはならないと書いた。
ヒエラルキーの頂点に立てば、結局プロデューサーはその力に頼る有象無象にスポイルされる可能性があると思うのだ。
もちろん、最初から人々の上に立って、支配し、君臨することを望んでいるのなら話は別だ。
しかし、そんな立場に立って、どんな画期的なものをクリエイトすることができるだろう。
ハングリーでなければ、プロデューサーは務まらない、私の強い信念だ。

話はずれるが、かってソ連のブレジネフ書記長はありとあらゆる勲章をもらった。
勝利勲章やレーニン勲章は言わずもがな、存在するありとあらゆる勲章を自分の胸につけた。(自分で自分に与えるのだから、いくらでもつけられる。)
よく覚えていないが、文学賞も、詩の賞も、美術も建築も伝統芸能も、人がもらったものは全部自分も受賞したという。
最高の自分のプロデューサーだったわけだ。
もちろん、皮肉をこめて。
そういえば、北朝鮮の金総書記も偉大なるプロデューサーらしい。
すべての創造物は彼の指導によって作られたという。
こうなれば、単なるプロデューサーではなく、スーパー・ブリリアント・エグゼクティブ・プロデューサーということになるだろうが。


閑話休題。
今から10年前の私のプロデューサー論があったので、ご紹介する。
萩本欽一さんに関して色々書いているが、今もこの考え方は変わっていない。
では、また後ほど。

2001-10-1 17:13

プロデューサーとして、尊敬している人が二人いる。
一人が元フジテレビの横沢プロデューサーで、もう一人が萩本欽一さんである。

欽ちゃんを天才的な芸人と語る人は多いが、私は天才的なプロデューサーだと思っている。

あの人のタレントの発掘の仕方は、まぎれもなくプロデューサーのそれである。
アドバイスのやり方もそう。それと、弟子を持たないところもそうなのだ。
プロデューサーには弟子等いらない。
その時々に旬な素材がほしいだけなのだ。
自分の芸を継承させよう等とは思わない。むしろ、自分の芸を超えた芸を作れるように、後進に環境を整えてやる、欽ちゃんのやり方はきっとそうだったはずだ。

弟子等、プロデューサーにはほとんど意味を持たない。
一番いい環境を作ってあげる。そこで勝手に育っていけばいい。
育たなかったとしたら、それだけのものでしかなかったと諦めなさいということか。

確かに一時期の欽ちゃんの人気はすごかった。
TBS、フジ、テレ朝のゴールデンでレギュラー番組を持ち、どれもお化けのような視聴率を稼いでいた。
日テレは仮装大賞だったかな。
テレビ局は、ただただ欽ちゃん詣での毎日だったという。
去年までの巨人戦みたいなものだ。

今の欽ちゃんには、もうそんな力はない。
仮装大賞もやっと2ケタ。
昔のような華がないのだ。ただし、これは芸人としてだが。

プロデューサーとしての欽ちゃんは相変わらず凄いはず。
方法論は簡単には古くはならない。
今でもその能力は、日テレの土屋氏を軽く超えるだろう。(でも、彼は編成部長に人事異動。現場を外すなんて馬鹿な会社だ。菅氏もなかなかだし、フジの三宅氏もいい線いっている。ま、狭い私の知る範囲だが。)

さて、欽ちゃん現象として、今回何をいいたかったかというと、もう巨人も長島さんじゃないだろうということ。

才能はすごいとか、キャリアはすごいといってみても、視聴率はとれない。
カリスマだ何だかんだといっても、それが数字にはつながらない。
いくら欽ちゃんをみんな好きだとはいっても、やっと10%そこそこなのだ。
今さら、ゴールデンのレギュラーを作ってくれとは誰も頼まないだろう。
欽ちゃんはすごい、だけど今はもうそれだけでは数字はとれないと、スタッフがわかっているからだ。

巨人戦もそう。
巨人が野球をしているだけでは、もう数字はとれない。
もっと付加価値をつけない限り、客はどんどん減っていく。
金を持っている層がファンとして強固にいるので表面的にはカッコがついているが、絶対的なファンの数は減る一方だ。

何か新しい付加価値をつけないといけない。
長島監督では、もう付加価値にはならない。
ただ、勝てるだけのチーム編成だけでは、客は寄って来ない。(アンフェアなやり方には生理的な拒否感さえ生まれつつある。)

では、新しい付加価値とは何か?具体的なプランは?
もちろん、原新監督などという古ぼけた手法では話にならないが。

欽ちゃん現象が今色んなところで起こっている。
あなたのまわりでも、私のまわりでも。

この件に関しては、もう少し考えてから続きを書きたい。
とりあえず、今日はこれぐらいで御勘弁を。

プロデューサーって何歳までできるのかな?



巨人の話は、何か今日的というか、状態はますます病膏肓に入るという感じだ。(清武さん大丈夫かね?)
ナベツネさんも、本当にそろそろ退かれたほうがいいのではないかと思う。
このままではどんどん客が引いていく、それを肌で感じないと。
老醜を曝け出すだけというか、読売グループ自体の後進性が暴露されるだけというか。
どこかのFM局もそれで色々苦労していた。
今は、ちょっと落ちついたのかな。


確かに巨人軍にも、いいプロデューサーがいない。
ヒエラルキーが優先されると、画期的なプロジェクトは生まれないのは事実のようだ。
権力者は謙虚であってほしい、最近それを痛感している。



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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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