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プロデューサーって何?(第一回)

ある程度の年齢になると、何でもかんでも自分がするというわけにはいかなくなる。
年齢に応じた格というか、ステータスが背中から見えるようになるわけで、その人が格下の仕事をすると色々と余計な摩擦が生まれるのだ。
そのあたりは、あまりくだくだしくは書かない。
ただ、私をはじめとする初老のプロデューサーは、誰でも感じることではないかと思う。


放送業界で、ステータス的にいえば、プロデューサーはディレクターより格上である。
つまり、ディレクターは部下ということになり、基本的にプロデューサーは指示監督できる立場ということになる。
その結果、放送局では、プロデューサーを管理職扱いしたりするようになる。
プロデューサーが役職扱いされると、放送局内ではろくなことがない。
プロデューサーの素養もないのに、名前だけプロデューサーが続出することになる。
プロデューサーの素養って、何?と言われるかもしれない。
簡単に列挙してみると。


1.作品(番組)のグランドデザインが描けること
2.全体の費用の概算が把握できること
3.作品(番組)の費用を調達できること
4.作品(番組)に必要な人材を調達できること
5.できあがった作品(番組)を的確に評価できること



もちろん、他にも色々あるが、これからプロデューサーになろうと言う人は、どこかで覚えておいても損はないだろう。
名前だけプロデューサーは、これらがどれも中途半端になるのだ。


例えば、1のグランドデザインなんか、大の苦手だろう。
人の管理や組織の管理を考えていても、グランドデザインなんか描けない。
今一番人気の企画は何か、どこでどういう企画が進んでいるか、とにかくクリエイティブな世界との親和性がなければ話にならないのがプロデューサーなのだ。
仕方がないので、何ちゃってプロデューサーは、誰かに企画を丸投げする。
後は、それを評価するだけ。(といっても評価なんて本質的にできるわけもないが)
費用なんて、何がどれだけの価値かわからない、で、丸投げ相手に予算も丸投げ。
費用の調達なんて、できるはずもない。
上から言われた予算つきの仕事しかできない、あるいは営業さんにおんぶにだっこ。
必要な人材のデータベースを持っていない。
で、つきあう相手はいつも同じ人。
放送局には、いつのまにか、こういうタイプの管理型プロデューサーが多数派になった。
そりゃ、面白い番組企画なんか、ラジオからは生まれないのは当たり前だ。


などと書いていると、だんだんイライラしてきた。
この話、しばらく続けることにする。




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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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いつまで続くかは皆さん次第。


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