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淡々とラジオは流れる

4月に入り、桜満開の日々が始まりました。
美しいが儚い、咲き誇る空を見上げながら、これがいつまでも続かないことを人々は知っています。
栄えることは廃ること、冷徹な現実を華やかさの中から感じ取ってしまう、私もそんな年齢の一人になってしまいました。


ラジオが華やかだった時、それは実際いつの時だったのでしょう。
私はFM局出身ということもあり、FMに関しては比較的明らかです。
FM雑誌が4誌も隔週で発売されていた頃、全国紙に週間FM番組表が掲載されていた頃、70年代後半から80年代にかけてでしょうか。
90年代は、バブルの影響もありまだその余韻で華やかさは続いていましたが、21世紀に入ってからはもうだめでしたね。
若者がラジオを聞かなくなった、当然インターネットの普及と入れ替わりという形ですね。


インターネットの影響をラジオは軽視していたのか、いえいえ、そんなことはありませんでした。
このままではやばいと思っている人は多かったのです。
しかし、それに対応する術を考えつかなかったといえましょう。
何しろ、ラジオ局のほとんどは、広告代理店の戦略に対応する以外の方法論をあまり持っていませんでした。
インターネットの広告効果が明確になるにしたがい、広告代理店はラジオを前のようにはケアしなくなったのは事実でしょう。
で、広告代理店がラジオ局に提示したのが、ダイレクトレスポンス広告です。
単純に広告主のコマーシャル・メッセージを流すのではなく、ダイレクトにリスナーからの反応を得ることによって広告媒体価値を高めようという戦略です。
典型例がラジオショッピング、その他ドモホルンリンクルや痛散湯の再春館製薬、英会話のスピードラーニング、バイク王、中古車のガリバーなどがあげられますね。


レスポンス広告については、その方法論が話題になっていた2006年頃に、本欄とは違うブログに私が書いた「レスポンス広告」3回シリーズがあります。
10年前のブログなので少し現状とは違う面もありますが、レスポンス広告について知りたいという人がおられましたら、参考にお読みいただければ幸いです。


最近のAM局、このレスポンス広告なしには商売が成り立たないことはもう皆さんご存知でしょう。
ラジオショッピングの盛況は言うに及ばず、電話やインターネットを使って、スポンサーにアクセスさせようという広告が全盛です。
テレビではまだ目立つ、いわゆるイメージ広告というのは、ラジオからはあまり聞かれなくなりました。
ラジオの広告は、もはやクールではありません。
オーサムな感じもほとんどなし、もう直接的なメッセージばかり目立ち、中年以降にはまだ許容できても、若い層にはもはや新規な感じがしない広告が目立ってしまっています。
今のような広告を流している間は、もはや若者がラジオに戻ることはないでしょう。
ラジオは、これからもしばらく中年以降の層に依存して続いていくことでしょう。
ワイドFMになり、音質がよい、クリアに聞こえるとラジオでアピールしても、若者層にリーチすることは望み薄でしょう。
商売のやり方を根本的に変えない限り、新しい客はやってきません。
そんなことが果たして今のAM局にできるのでしょうか。


とはいえ、私のような世代はまだラジオを楽しませてもらっています。
それなりに味のある、スルメのようにしがめばしがむほど新しいエキスが広がることは事実です。
でも、広告価値のある媒体かというと、さてどうなのでしょうね。
とにかく、最近世の中の動きに不安を感じることの方が多いです。
大丈夫なのか、こんな風に時代が変わっていくことが・・・・。
などと思いながら、今後も細々とブログを続けていこうと思います。
少々ネガティブかもしれませんが、どうぞおつきあいください。
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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


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