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2015年放送業界事情

6月も10日を過ぎようとし、放送業界の決算値も次々と報告されはじめている。
全体的に、今年度はアベノミクスのアナウンス効果もあってか、各局とも持ち直しはじめている印象がある。
どこも、今後の売上予想を強気に語ってはいないが、とにかく黒字決算を終えることができてほっとしている感じだ。


私の感想をいえば、テレビもラジオも総体的には低落傾向であることは否定できない。
今回の各局の黒字は、ある意味数字合わせというか、いわゆる決算上のテクニックを使ってマイナスを表面化させないという意思が強く感じられる。
とにかく、放送業界はずっと黒字基調だったため、内部留保がマイナスを表面化させないほど積み上がってきたというのも事実だ。


ここ何年か、放送業界はマイナス基調で推移してきたことは皆さんもご承知だろう。
やっと、今期は何とかマイナスから逃れられたが、2015年度も同じような数字が出るかどうかわからない。
とにかく、放送業界にとって、一番重要な要素は番組制作費だ。
それが、現状維持あるいはマイナスであれば、業界の拡大は考えられない。
防戦一方、後は兵站がいつ途切れるかに関わってくる。
ま、それが2,3年後に顕在化するとは私は思っていないが、例えば2025年にはどうなっているかとなると、果たして今の構造が維持できているかどうかは疑問である。


さて、ラジオの話。
大阪のFMOとFM802の決算が合同通信に書かれていた。
どちらも黒字決算。
FMOは昨年が22.8億、今年は23億強で、ほんの少し黒字。
FM802は、昨年30.57億、今年は34億で、こちらも黒字になった。
とはいえ、これでやっと一昨年の水準に戻ったことになる。
どうやって両局が売上を伸ばしたのかは詳しくは存じ上げないが、今やっていることをそのまま続ければ、来年はもっと売上が伸びるという感触はどちらの局も持っておられないだろう。
とにかく、ラジオ局の課題は、今なんとか稼ぐことができる額の範囲内に自分たちの身体を合わせること、それも魅力的な体型を維持しながら。
ラジオ局のライザップ化、とでも言おうか。
そりゃ、大変でしょうね、できる局なんかそうはないでしょう、ダイエットと同じですからね。




マルチメディア放送に関しては、色々噂が流れております。
一次情報に接しておられない方には、例えば業界紙からトラブル情報が流れてくることに色々コメントをされておられるようですが、何か業界のかけひきに翻弄されている感があって、それが全てと思われない方がいいというのが私の率直な感想でしょうか。
なるようにしかならないでしょう、もはや個人の思いがどうのこうので状況が変わる段階ではなさそうです。
賽が投げられた、今はその後の混沌の状態だと思います。
どうなるかは、神のみぞ知るですかね。


ということで、細かい話は横に置いて、今の私の思いを軽く書いてみました。
ご意見など、またお願いできればと思っております。
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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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