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川はただ流れる~マルチメディア放送の行方

5月に入って、何人かのマルチメディア情報をお持ちの方と接触。
で、これからどうなりそうですかと聞く私。
よくわからないという答えばかりでした。
政治的な部分と技術的な部分と、それから今後の放送局の経営的な部分、それらが混在してヴィジョンを描ききれないようだ。
コンテンツプロバイダがいないんですよね~。
いわゆるCP、マルチメディアの勝敗は、そのビジネスモデルの革新性にかかっているのかもしれない。
イノベーションのないデジタルビジネスは多分継続性を失う。
マルチメディア放送の話をする人の言葉からは、イノベーションの香りを感じないのが残念だ。


少し、話はそれるが、大阪市、結局大阪都構想から外れたというか、橋下市長の思うようにはならなかった。
都構想に関して右往左往する放送業界を見ていると、今後も放送局はイノベーションに関わるような事象にはついていけないメディアであることは明らかなようだ。
つまり、こういう破壊を伴う事象にコミットする力量をほとんどのマスコミは持ち得ていない。
そんなマスコミにマルチメディアをハンドリングする力はない。
破壊する、その後にクリエイティブな価値が生まれるなんて誰も提起できまい。
早い話、レボリューション、革命だ。
放送局という企業にそれを望むことの愚かしさは言わずもがな。


私の言いたいことはただ一つ。
己の命をかけてマルチメディア放送にかける気がないなら、今からでも遅くないから、とっとと白旗をかかげることだ。
業界人の好きないいとこどりは、もはやイノベーションの世界には通用しない。
そういうことだ。

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[C84] 実態の無い、CP(コンテンツプロバイダ)に頼るようになったら、もうオシマイ

ちょうど数日前に出ている、こちらの記事を検証してみたほうがいいです。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/379554/051300009/

取材元の情報にあたるのは、3月に開催された、
「マルチメディア放送ビジネスフォーラム」 などです

http://www.drforum.jp/report/150323.php

問題になるのは、記事中にでてくる2つの会社と、
その会社から講演した2名の方の意味です。

今井武 氏は、もうホンダの社員からは OBです。

庄司 明弘 氏も、レコチョク関連の人ではあるけれど、
直接の、会社の事業部の中心とも言えないと見えます。
(レコチョク・ラボという、開発系の人である)

もうすでに、今年の 2015年放送開始の見込みは謎としか言えない段階だし、
本来は、昨年2014年11月から2015年3月にかけて正式放送開始と何度も報道されていたはずだから、
矛盾だらけの報道の末の出来事になります。

(よくよく調べてみると、2014年7月に各報道から、2014-11~2015-3月の放送開始のニュースが出た直後の、
2014年9月頃の段階で「放送開始延期」の消息報道などがされていたような、ヒドイ状態だったのが分かった)

この時には同時期に、加賀ハイテックが V-low受信機の受注開始も発表してたのだから、
きちんと営業してる会社からしたら、重大な裏切り行為以外の何ものでも無い出来事です。

上で書いた、ホンダとレコチョクについても考えてみましょう。

今のホンダが、V-lowビジネスなんかに金出す余裕あるでしょうか?。
本体の自動車事業の状況が火の車なのに、やっていけるとは思えません。
リコール問題など、いろんな報道が出ている通りのことです。

これが、トヨタが本気で手出ししてるというのだったら、まったく別な話ですが、
そういう話は、まったく聞こえてこないわけです。

レコチョクにしても、国内レコード会社各社などの音楽を扱う会社ではあるけれど、
ここが本当に儲かってたのは、ガラケー時代の音楽配信の頃で、何年も以前のことでした。

スマホ時代になってからは、国内の音楽配信などは、かなり影が薄くなってるのが現実です。

元々、3月頃のニュース取材だったはずの記事内容が、
たいした追加情報も加わらずに、そのまま、
2ケ月も経過してから記事配信されてるという点で、
あまり、内容が無いことが分かります。

本当の状況を知ってる人からすれば、
実態とのズレに唖然とするようなことでしょう。

TFM本体も、V-low事業にはもう金を使う気は無いのかもしれません。
「FM補完(ワイドFM)」の本格開始が現実のものとなっている今、
本業の、FM放送の防衛を必死に考えなければという、
危機感に満ちていることは、想像に難くないと思いますよ。
防衛しなければならない。しかし防衛も困難だろう。
他に攻めて局面打開を図ることもできない状況。

混迷の末の八方塞がり。もうどうしようもないでしょう。
  • 2015-05-19 09:04
  • ひろりん(中)
  • URL
  • 編集

[C85] 東京で放送開始できないなら、もうアウトではないか

結局、5月の段階になっても、東京での V-low マルチメディア放送 の開始は無理のようです。

航空無線との混信問題解決が完了しないというわけです。

一応は、福岡や大阪でも同様の問題だったが、なんとかメドはついたことになっているようですが、
東京で放送開始しない段階での、先行開局も無理だろうと思いますよ。

見切り発車で地方先行を決断しても、東京は結局アウトで開局しなければ、
ハシゴを外された形で、地方だけではすぐ自滅してしまうでしょう。

以前の予定だったら、2~3ケ月間隔で、福岡~大阪~東京と開始するつもりだったようだから、
先行地域が準備や開局しつつ、後続地域も並行して何かやればよいつもりだったのでしょうけれど。

もはや、TOKYO FM が、V-low マルチメディア放送を開始するメリットは無くなっている段階と見ます。
だからこそ、東京での開局の動きは消極的であるか、ほとんど何も動いてないわけです。
ずっと以前から、東京での開局の動きなどは乏しく、まず無理だろうなとしか見えなかったですが。

福岡や大阪(関西近県)だと、V-low実験放送のエリアもあったから、実験を引き継ぐ形で準備もやれたというところですが、肝心な東京が何もしてないのでは、どうにもならないでしょう。

http://www.godotsushin.com/backnumber_nikkan/2015/2015_05html.htm

http://www.godotsushin.com/

> 暗礁化の混信問題でTFMフィルター対策
> 福岡・大阪進捗し国交省側月内「承諾書」も
> 焦点の羽田は依然目途立たず総務省に丸投げ
> Vローマルチメディア放送、電波利用料無駄払い懸念など

状況としては、終焉局面を迎えたようにも見えます。

仮に、何か放送開始や準備をしても、以前の実験放送以上のこともできないでしょう。

以前に、各地の V-low 電波で行われた様々な実験にしても、
地元はともかく、他の地域で評判が立つこともなく、鳴かず飛ばず状態だったのも、すぐ分かることです。

いや、肝心な、実験やってた地元の人だって、ほとんど何も覚えていないのか、知らないのが実状でしたし。

本当に、次世代を担える放送技術であれば、元々、こういうことにもならないです。

10年以上前の、初期の世界各国のデジタルラジオの頃の発想の技術や、
25年くらい前の、FM多局化や多重情報放送の時代のままの発想では、
さすがに、無理だろうと思いますよ。

AM民放各局などの、FM転換化(FM補完やワイドFM)の動きにしても、やることは古臭いですが、
これには、中波AMのリストラを視野に入れた世代交代という大きなメリットを伴います。

FM専業局が、商業民放で成り立つ時代は、世界的に終わりに来ていると思います。

それから、意外に思うかもしれませんが、ソニーの Xperia や サムスンの Galaxy のような最新スマホでも、
76MHz~108MHz の、日本や海外の周波数に適応した、FMチューナー回路も内蔵しています。

台湾メーカーなどの低価格スマホでも、FMチューナー積んでいたりします。

こういうことを、きちんと頭に入れて考えている、日本のラジオ関係者は、皆無同然に少ないです。困ったものだと思います。
  • 2015-05-30 09:01
  • ひろりん(中)
  • URL
  • 編集

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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


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