Entries

有料サービス「radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)」が2014年4月1日からスタート

さて、私がずっと叫んできたradikoの配信エリアを越えたサービスがスタートすることになった。
今までは第1フェーズ、4月からは第2フェーズがスタートするとリリースにあった。
気になる点はいくつもあるが、まずはその試みにおめでとうと言っておきたい。


気になる点は何かということだが、できれば国内という枠は何とかならなかったのかと思う。
世界にいる日本人に聞かせてあげればよいのにと思うが、著作権的な許可の問題があったのだろうか。
それと、サーバ代がかさむので、有料にしたということ。
金払ってまで、エリア外の放送を聴く人口をどれぐらい見積もったのだろう。
これも将来的に利益を分配するための資料にしようということなのだろうか。
とにかく、radikoは現実に何人その放送を聞いているか、的確にわかるはず。
金払って聞いている人も、多分何らかの設定をすればリアルタイムにわかるだろう。
本当は、そのあたりを取材して書いて欲しかった。
イノベーションに繋がるのは、その具体的な数字だからだ。


radikoがどこでも聞けるようになれば、本当のラジオの実力がもっと明らかになるはず。
そのあたり、広報資料は何も言っていないが、リアルタイムに聴取者数がわかるのだから、次にほしいのはその数字の発表である。
そんなの絶対に出さない、という放送局もあるだろう。
早い話、赤裸々な競争はしたくないということ、そのぬるま湯的な体質がテレビとの差だろう。
とにかく、ラジオ1.0の時代は終わりに近づきつつある。
これからは、ラジオ2.0の時代だ!それぐらいの強い意志を持って、第2フェーズとやらを語ってほしい。


競争激化はエキサイティングである。
実際にラジオ同士競争していたにもかかわらず、それはテレビのようにショウアップはされて来なかった。
レーティングの数字は挙がってきていても、どの局もさも自分のところが1位のように数字をアレンジしてきていた。
そんなアレンジした数字を出すのではなく、今後はradikoにアクセスしている数字をそのまま出せばいいのだ。
その数で競争すればいい、出せないようならとっとと舞台から退散して欲しい。
それぐらいの大胆さでもって、ラジオを続ける、ラジオが生き残るためには必要な志だと思うがどうだろうか。


ラジオに必要な事はイノベーションである。
情報を公開し、自由な議論の中から、新しいニーズを獲得した放送形態が生まれるはず。
数字をとれない、とりえのない番組は淘汰されるべきだし、数字をとれる番組で利益を確保しながら、たとえ大きな数字がとれなくても、ラジオとして伝えなくてはいけない情報の場を保証できるようにしないと未来はない。


今回のradiko.jpプレミアムが、そのまま第2フェーズを形づくるとは残念ながら今は思えない。
必要な事は、これをきっかけとした情報の開示、そして自由な外部からの参加を認めることだ。
自分たちだけで、ラジオの世界を回しているだけでは、限界は自ずと明らかだろう。
そう、これはただの最初の一歩だ。
問題は、そこから2歩目、3歩目が約束されているか。
一歩進んで二歩下がるの愚だけはおかしてほしくないものだ。




スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://from3.blog.fc2.com/tb.php/290-4fb90dbe

トラックバック

コメント

[C68] radikoプレミアムの感想と私の思い

フロムさんこんばんは、私は岡山県赤磐市在住の者です。さて、この4月からradikoプレミアムが始まりまして、私は大変楽しみが増えました。私が良く聴いておりますのは、大阪の朝日放送ラジオの番組(「おはようパーソナリティー道上洋三です。」や「慶元まさ美のおはようパートナー」や「武田和歌子のぴたっと」)や女性アイドルのラジオ番組(AKB 48グループのそれぞれの皆さんの番組や土曜深夜のRF ラジオ日本の「菊地亜美の1ami 9」と日曜深夜のスマイレージなどハロプロ系の番組)や土曜日の日中の仕事の昼休みには札幌STV ラジオの「日高悟郎ショー」や月曜の19時から21時までは愛媛の南海放送ラジオのらくさぶろうさんとやのひろみさんの「月曜パワフルレイディオゥ!!らくやのぅ」を聴いています。しかし、radikoプレミアムには私が不満足なところがいくつかあります。(たとえば、大都市圏としても近畿圏としても唯一MBS 毎日放送ラジオがradikoプレミアムに参加していないので「ありがとう浜村淳です。」がradikoプレミアムで聴けないのと、ジャニーズ事務所系のタレントの番組がradikoプレミアムで聴けないのと、そして、私の地元の局である山陽放送ラジオと西日本放送ラジオなどがradikoに参加していないので)、毎日放送ラジオのradikoプレミアムに参加しない理由としてあるパーソナリティーの番組の発言等の問題や、radikoの西日本のデータセンターがライバル局の局舎内にあるのでひねくれたライバル心があるのではないでしょうか?未だに毎日放送ラジオ側は理由を言っていません。これではほかの局が「強存共栄」でラジオの再生を行っているのに、台無しになると思うのではないのでしょうか。フロムさんそして皆さんのご意見ご感想を必ずお願い致します。では、また
  • 2014-06-03 20:51
  • KDDI一筋10年
  • URL
  • 編集

[C69] ご意見ありがとうございます

radikoプレミアムを楽しんでおられるようですね。
クリアな音で全国のラジオを聞けるのは、ラジオファンにとっては、嬉しいことですね。
私も学生の頃、大きなアンテナを使ったりして、全国のラジオを楽しんでいました。
全国の放送を居ながらにして聞けていることに本当にわくわくしたものでした。
今はそんなニーズはない?いえいえ、その気になれば新しいニーズが拾えると思います、要は現場にラジオの可能性を信じられる人材が減ってしまったのが問題だと思っています。
もっと、ラジオを聞いてもらいたいと思えば、漫然と月並みな(若者のニーズに対応できない)番組を流すのではなく、日々チャレンジしていることが耳で理解できるような内容を開発することでしょう。
かつては、優秀な制作マンは皆その努力をしていました。
今現場にいる方は、ほとんどが制作会社の人かフリーのディレクター。
番組を開発する環境に恵まれていない方が大多数。残念ながら、今の状況ではクリエイティブな作品は生まれにくいですね。
さて、話がそれましたが、毎日放送がradikoプレミアムに参加しないのは、単純に様子見しているからだと思います。
全国に聞かれることがメリットになるとは、多分局側として考えておられないでしょう。
確かに、全国ラジオ局のサーバがライバル局にあるのは事実ですが、別にそれをどうとは思われていないはずです。
そんなに現場は仲が悪いわけではありませんから。
私は、今現在プレミアムに参加する参加しないよりは、とにかくデータをオープンにして、それで新しいビジネスが生まれるようなことを考えてほしいと思っています。
ラジオ2.0的な要素が生まれれば、新たなニーズが発掘できるはずです。
結局、そういうイノベーションが生まれるためには、何局かのラジオ局が行き詰まり、全国的な再編の波が押し寄せない限り、無理なのかと思わないでもありません。
各ラジオ局がいつまで決算的にごまかせるか、果たして2020年の東京オリンピック開催の時に、どれだけのラジオ局が残っているか、興味のあるところではあります。
  • 2014-06-05 20:35
  • from3
  • URL
  • 編集

[C70]

フロムさん、岡山県赤磐市在住のKDDI一筋10年です。遅くなりましたが、御返事ありがとうございました。さて、このradikoプレミアムの毎日放送ラジオの不参加の件について、私は総務省の行政相談にこのことを訴えましたが、総務省側の返事は民間のサービスなので、行政指導や命令はできないとの一点張りでなにもしてくれません。総務省はもう少しradikoプレミアムリスナーのことを考えて欲しいです。では、また。
  • 2014-06-12 17:48
  • KDDI一筋10年
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

四季の花時計

プロフィール

フロムさん

Author:フロムさん


100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
言いたいことは一杯あっても、口に出せないことだらけ。
せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


ツイッターHN :abex795 

アクセスカウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
テレビ・ラジオ
334位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ラジオ
19位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる