Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://from3.blog.fc2.com/tb.php/268-e4f0e253

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

ヒット曲とは何か~あるラジオマンの一考察(1)

ヒット曲に対する私の中の違和感、それが何に起因するのか、過去を試行錯誤的にふりかえりながら、何らかの結論を得ていきたいと思う。
ラジオマンがどこまで事の本質に迫ることができるか、あまり自信はないがやってみることにしたい。


●ヒット曲とは何か
そもそもヒット曲とは何を指すのだろう。
Wikipediaには、「ヒット曲(ヒットきょく)とは、ポピュラー音楽の分野においてCDの売上等のヒットチャートで、ある程度のヒットを記録した曲のこと」とある。
ま、無難な解釈と言えよう。
厳密に定義しているわけではないが、業界がヒット曲と呼んでいるのは多分そんなところだろう、という感じか。
ということは、CDの売上チャートがヒットしているかどうかのメルクマールになるとなるが、さてそうなると、ちょっと首をかしげたくなる人も多いのではないか。
売上チャートって、じゃあ何?
アメリカでは、ビルボード、キャッシュボックス、イギリスではメロディメーカーのヒットチャートが私の時代では有名だった。
これらのチャートは、レコード売上、ラジオでのオンエア回数、リクエスト数などを加味されながら、作られたものという話だった。
ラジオでのオンエア回数が重視されていた結果として、シングルレコードのA面、B面ともにチャートに入るということが何回もあった。(ビートルズには、「アイ・フィール・ファイン/シーズ・ア・ウーマン」というシングルが65年に発売され、どちらもベスト10に入っていたことを思い出す。)
つまり、レコードの売上だけでは、ベスト10に2曲チャートインするというのは難しかろうと思う訳だ。(普通A面の曲しかチャ―ト上の評価はされないのが普通だろうから。)


そういうわけで、CDの売上チャート=ヒット曲の尺度というのは、どんなものだろうと思う訳だ。
音楽業界的には、多分それが無難な尺度で、今までそれでやってきたからそれでいいではないかというところだろう。
ただ、近年はインターネットという市場が生まれた為、ダウンロード回数、youtubeでの視聴回数なども評価の尺度として使われ始めているから、本当にCDチャート=ヒット曲の評価基準といえるかどうかは疑問な気もする。
何しろ、前にも言ったが、売上チャートに登場する曲、ほとんどの人は聞いたこともないし、アーチストのイメージなどほとんど何も浮かばないというのが多いのだ。
それでも、音楽業界はその後のプロパガンダには励みますよ、そりゃ、そうしないと本当にヒット曲なのに誰も知らないままになってしまいますからね。


言い換えると、ヒットチャートに入るということが、ヒット曲になるためのスタートということだ。
ヒット曲だから、ヒットチャートに入るわけではない、それが近年の音楽業界の現状である。
いつからそうなってしまったのか、私見だが、オリジナルコンフィデンス(オリコン)や、ミュージックリサーチ、ミュージックラボという三大音楽業界誌が一番華やかだった頃だから、70年代後半から80年にかけてではなかったか。
何しろ、これらの音楽誌は一般には売っていない。(後にオリコンはオリコン・ウィークリーを発行、一般売りすることになるが。)
業界誌だから、買うのはレコード会社、レコード販売店、それに放送局あたりだったろうか。
値段もうろ覚えだが、月に1万円以上はした。
ラジオ局に入った頃、高い雑誌だなあと感心したことがある。
しかも、その業界誌、色々重宝されているのだ。
レコード会社からすると、販売店や放送局にダイレクトにプロモーション情報が届けられる。
発行部数は大したことはないが、確実にターゲットに届くのである。
レコード店も、次にどんなレコードを仕入れるか、そのあたりの参考にもなるし、各レコード会社がどのアーチストを推しているのか、どの曲に力を入れているのかがビジュアルとともにわかるのだ。
そして、放送局。
いわずとしれた、ヒットチャート。
ビルボード何位、キャッシュボックス何位と同じように、オリコンチャート何位というだけで、リスナーの食いつきもよくなるわけだ。
つまり、これら音楽業界誌が、一つの触媒として日本のヒットチャートを作ってきたのだと言っても過言ではない気がする。


しかし、これらが正常に機能し、ヒットチャートが誰から見ても納得いくものであり続けるなら、私の違和感はなかっただろう。
とにかく、ある時までは、ヒット曲というのは、確かにいい曲で時代をうまく表現していたのは事実だ。
だが、そのヒット曲が、供給者側の都合でほぼオートマチックに生み出されるようになると、色々と業界の内部に問題が生まれてくるのは仕方がないのかもしれない。
インターネットで検索すると、こんな記事に出会った。
「ヒット・チャートに操作あり!の疑惑で揺れる『オリジナル・コンフィデンス』(噂の真相)」
83年7月の「噂の真相」の記事の一部だが、ヒットチャートが人為的に作られているのではないかを取材したものだ。
詳しくは、ぜひクリックして読んでいただきたいが、それでもこの時代はまだましな気もしないではない。
何しろ、当時のヒット曲として書かれているベスト20曲だが、正直言ってほとんど私でも知っている、一部歌えたりする曲なのだ。
ちなみに5位までは次の通り。
 ・め組のひと  ラッッ&スター
 ・天国のキッス 松田聖子
 ・真夏の一秒  近藤真彦
 ・矢切の渡し  細川たかし
 ・君に胸キュン イェロー・マジック・オーケストラ
ジャニーズ系は、ちょっと考えるところがあるが、それでもヒット曲ですと言われてもまだ納得できるものがあると思いませんか。
つまり、オリコンやリサーチやラボがどれだけ業界の思惑にそって雑誌を作ってきたとしても、この頃は大衆とはそれほど離れた位置でチャートを作っていたわけではないということが言えるのではないか。


じゃ、何故、今のように大衆から幾分隔絶したかのようなヒットチャートになってしまったのだろう。
次回はそのあたりに焦点を合わせて、引き続き書いていくことにしたい。
皆さんの情報、ご意見など、また聞かせてもらえると嬉しい。





スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://from3.blog.fc2.com/tb.php/268-e4f0e253

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

四季の花時計

プロフィール

フロムさん

Author:フロムさん


100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
言いたいことは一杯あっても、口に出せないことだらけ。
せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


ツイッターHN :abex795 

アクセスカウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
テレビ・ラジオ
263位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ラジオ
13位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。