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ラジオ局が生み出すヒット曲とは(3)

「ヒット曲に関する違和感、明日から集中して書く」と言いましたが、それから半月過ぎてしまいました。
問題意識はあったのですが、一身上の都合で考えることを中止しておりました。
まだ環境的には整っていないのですが、放置しておくのも何なので、頭の中を簡単に整理して、シリーズの続きを書きたいと思います。


首都圏のラジオ局が合同で推薦曲を決め、それを集中的にオンエアしてヒットにつなげるという話から、私の論は始まりました。
違うんじゃない、そんな考え方でヒット曲は生まれるの?
それが私の違和感の一つでした。
いえ、確かに考え方としては、間違っているとは言えません。
1曲を決めて、首都圏のラジオ局がヘビーローテーションでオンエアすれば、よほどダサい曲でない限りヒットするでしょう、常識で考えて。
でも、何かイマイチしっくりこないのです、私には。
ヒット曲って、そういうものなのでしょうか。


●やるなら、だまってやれ!
私の主張はこれに尽きます。
今から何と首都圏のラジオ局が合同でヒット曲を作ります。
すごいでしょ、これがラジオの力です!なんて嬉しそうに言っているようにしか聞こえません。
その媒体力に疑いを持たれているラジオが、最後の力を振り絞って音楽業界をリードしようというのは、今後の企業戦略としてはアリなのかもしれないですが、何ともプアな戦略ではないでしょうか。
「失敗の本質~日本軍の組織論的研究」(ダイアモンド社刊)という名著がありますが、その中で論じられているものと同質のものをラジオ局の戦略に感じる、まあ、そう思うわけです。
つまり、失敗するだろうというのが、私の意見です。


だいたい、こういうものは大上段にふりかぶって実施するものではありません。
各局のセンスのある選曲ディレクターが集まって、1曲を決め、それぞれの局がどういう形で紹介するか等、いわゆる相互の連携プレーがあり、そして、みんなで売れるまでその曲と曲にまつわる情報を発信し、アーチストを魅力的に見せる方法論を駆使するという、きわめて高度戦略論に裏打ちされたやり方をし、そして7局でヒット曲を作りますと言えば、私も納得するかもしれません。
しかし、現実的にはそんなことにはならないでしょう。
誰が、具体的な目的を選定するのでしょう。
誰が、刻々と変わる状況を分析し、それに応じた戦術を各局に伝えるのでしょう。
大体、ヒットするということは、どういうことなのか、そして、それがヒットしてから、各局はどうしようと言うのでしょう。
とにかく、やるだけやって、それからのことは後で考えようとしか思っていないのではないでしょうか。
ヒットすればいい、そうすれば7局の媒体価値が再認識される、ヒットしなかったら、その時はその時だ。


やってもいないうちに、文句ばかり言うなと叱られるかもしれません。
とにかく皆で話し合って、一度やってみようと決めたのだ、やらないうちに批判的なことばかり言うのは評論家もどきの連中と同じ穴のムジナではないか、と。
確かに、やらないよりやった方がいいのは、私もそう思います。
しかし、よく言うではないですか。
「行動なき理論は無、理論なき行動は死」
とにかく、突っ込めばいい、その気持ち(魂)さえあれば、結果は自ずとついてくる。
それ、突撃だ~!
そんな突撃を評価する理論や尺度がどこにありましょうや。


話がそれました、私は自分の違和感を説明するのに、例えばこういう言い方をさせていただいたわけです。
元に戻りますが、「やるなら黙ってやれ!」です。
ラジオでヒット曲を作りたいなら、一人一人の制作者がもっと地道に、そして情熱を持って、番組を演出してほしいと思うのです。
現場同士が情報を交換し合い、或いはどちらが先に曲をヒットさせるかを競争し、一人一人の音楽に対する純粋の愛情の上に、リスナーにこんな曲があります、私たちはとてもいい曲だと思います。
アーチストも、その才能は無限大、どうか繰り返し繰り返し、この曲を聞いてみてください。
そういうメッセージが伝わるような、作り手側の気持ちの集合が必要です。
ただ、ラジオから流していればいい、一日に10回以上お皿を回せばいいでは、何もわざわざラジオ局がしかけることはないのではないですか。


そうです、そんなのはレコード会社がやればいいのです。
また、それらは今までレコード会社や音楽事務所が社運をかけて取り組んできたことです。
ラジオ局に一体どれほどのことができるのでしょう。
そもそもヒット曲って何なのですか。


ヒット曲に関する私の違和感、とりあえず今日はイントロダクションとして、思うことの断片を書き連ねました。
次回から、そもそもヒット曲とは何なのかについて、少し理屈っぽくなるかもしれませんが、取り上げて行きたいと思います。
この後、今回のブログに関してのツイートを@abex851のアカウントでやります。
おヒマな時にまたお読みいただければ幸いです。

違った、@abex795だった。訂正、訂正・・。






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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


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