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デジタルラジオはどうなる~V-Low政策を見直し?(その4)

AMのFM化、それもV-Low帯を使うという話に、え~!と思った私ですが、昨日の毎日新聞の記事はそれを少しトーンダウンさせていました。

AMの送信所は低地にあるが、例えば関東ならアナログのままFMに移行して東京タワーから送信すれば音質は改善し、送信所の更新にかかるコストも削減できる。在京局などはV−Lowではなく、現行のFM帯域の隙間(すきま)が利用できる見込みで、そうなればリスナーは端末を買い替える必要はない。ニッポン放送幹部は「FMは選択肢の一つ。民放のとりまとめにFM化が加わるかどうかが大事」と語る。


AMをFMにしても、現行の76~90MHzがそのまま使えるとこの記事は書いているようです。
つまり、V-Low帯はいらないとこの記者は判断しているのでしょう。
そうですね、東京地区は85~90MHz帯は、NHKの1chへの干渉を押さえるために使っていませんでした。
その<隙間>に本当に収容できるのか、私は絶対大丈夫なんて言えませんが、それ以上にもし収容できたとしても、関西地区はどうするのでしょう。
関西は、NHKは2chでした。
それゆえ、それほど干渉を考えなくていいため、神戸のKISS-FMは89.9MHzで放送をしています。
早い話、関西では85~90Mhz帯は相当使われているのが実態です。
とても、関西のAM局を収容するのは不可能、じゃあ、それを総務省はほっとくのかです。


ということで、東京だけ既存のFM帯を使ってAMをFM化するなんてことはありえません。
問題はV-Low帯をどうするかです、近視眼的な答えを出してはいけません。
毎日新聞の記者はわかっているのか、それともあえてこういう記事を出したのか。
それは最後にTFMの関係者の取材をしていることからも類推できるかもしれません。

TOKYO FMの藤勝之取締役は「デジタル化で放送サービスは進化し、商機も広がる。アナログは当面続けながら、来年3月末から、まず大都市圏でデジタル放送を始めたい」と話している。


つまり、V-Lowはそのままマルチメディア放送に使うという方針を堅持しているということです。
何しろ、TFM主催の「マルチメディア放送ビジネスフォーラム」はこの3/28に結成総会を開き、その活動期間は来年の3月31日までと既に発表しているのです。
それが終われば、いよいよマルチメディア放送スタートという絵を描き、その線で今後も進めるしかないTFMなのですから、今さらV-Low帯をAM局のアナログFM化で使うことに手を貸すはずもありません。
アナログFMは終わりと宣言しているのが、TFMだと考えてよいでしょう。
そんなものを存続させるなんて、ありえない。
まあ、そう代弁してみたのですが、違っているでしょうか?



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