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ラジオが衰退するきっかけって?

ラジオが衰退するきっかけって何だったのでしょう。
やはり音楽業界と同じ理由、早い話若者のニーズに対応できなかったためということでしょうか。
もちろん、デジタル社会、ネット社会の到来によって若者マーケットからラジオが外れてしまったということなのでしょうが、その原因の一つにラジオ局が若者マーケットの変遷に頭がついていかなかったというのがあるようです。


2004年頃だったと思います、当時FM大阪にもマルチメディア局というのが生まれ、その担当者に会いに行きました。
その人はこう言いました。
「代理店の人に言われた。放送局のウェブサイトだからといって、それで商売できるわけじゃない。毎日100万ヒットぐらいのアクセスがないと、ネット的には意味がないと。マルチメディア局といっても、これからが大変だ。」
私は思いました、今頃何を言っているのかと。
感覚的に、2周も3周も遅れているランナー、それがデジタル時代のラジオ局(FM局)でした。
放送局のウェブサイトなら、みんながアクセスするだろうという発想から抜け切れなかった、そういう体質を放送局の人間は持っていたということなんだと思います。
私は、その時に今後ネット社会でビジネスをするなら、こうしろああしろとサジェッションしたのですが、残念ながら理解されなかったようで、私の助言は何ら功を奏さずじまいでした。
デジタルセンスがない、とでもいうのでしょうか、やはりFM局の成功体験を持つ人には、ネット社会を受け入れるのは困難だったようです。


ネット社会に適応できないということは、若者マーケットから疎外されることでもあります。
その後、広告代理店はネット社会のマーケティングから、ラジオという存在をどんどん外していきます。
言っても対応しないのだから、仕方ないだろう、多分そう代理店は判断したのでしょう。
若者をターゲットとするスポンサーはどんどんラジオから撤退していきました。
FM=おしゃれメディアという観点から女性マーケットに食い込んできた歴史は、バブルがはじけた時に終焉しましたから、FM局は若い女性の次にヤングジェネレーション層をも失ったのです。


AM局、深夜ラジオは全滅状態です。
20世紀は、深夜放送はスポンサーがあふれていました。
90年代のオールナイトニッポンのスポンサーを並べてみました。
ポニーキャニオン、ブルボン、角川書店、ポッカコーポレーション、白泉社、メガネスーパー、モード学園、ワニブックス・ワニマガジン社、明星食品、日本通運、青春出版社、セコム、BVDフジボウ、アサヒビール、東芝EMI、カワイスチール、春日井製菓、 KENWOOD、ケンタッキーフライドチキン、ヤクルト、辻調理師専門学校。
数えると21社。
1晩10万だとしても、210万。
月に4000万程度は軽く稼いだと思われます。
今は、毎晩数社程度のスポンサーしかありません。
よく、番組の制作費が出るもんだと感心してしまうほどです。


で、ほとんどのラジオ局は夜から深夜の放送を諦めてしまいました。
稼ぐのは朝から昼、夕方。
ターゲットは40代以上。
一番効率がいいのは、ラジオショッピング、リスナーの人には迷惑かもしれないが、今無条件で稼げるのはそれしかない。
多分、ラジオショッピングを禁止したら、ラジオ局はつぶれるでしょうね、もはや麻薬のようなものです、打ち続けるしか生きる道がない。
宗教系の番組もそう。
ラジオにとっては、最後の望みなのです。
ブランド価値は確実に毀損されますが。


さて、FM大阪です。
キー局のTFMは、唯一の全国ネットワークを持つFM局としてうまく立ち回っていますが、不器用なFMOの人間には、状況を打開する方策を考え出す余裕も無く、日々流転しているというのが現実なのかもしれません。
営業マンが日々努力しているのは、傍観しているだけの私にもよくわかります。
無理して、予算達成に努力する姿は立派です、ただ悲しいかな、未来が閉塞されていることを感じながらの努力なので、どうしてもモラール・ダウンは避けられません。
いつ終るかもしれない労働を続けるのは苦痛でしょう、またそこから得られる収穫も私が居た頃とはダンチであることは事実です。
働いていて、楽しいですか?社員の皆さん。
私が現役でバリバリ働いていた頃、辛いことも多かったですが、楽しかったですよ。
職場に活気もあったし、何かがここから生まれるという実感もありましたしね。
でも、それは金が血液のように、職場に循環していたからだと思います。
みんな元気だったのは、お金という血液がみんなを活性化していたのです。
今は、貧血状態で仕事をしている状況、それで元気に働けますか?


お金は血液、それが回らないところに、元気が生まれるはずはない。
そんな血液循環のよくない環境に、新しく入ろうという人材が優秀なわけはない、何かそんな気がするのですが、どう思われますか、皆さん。
この話、また取り上げるつもりです。







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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
言いたいことは一杯あっても、口に出せないことだらけ。
せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


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