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キーステーション

TBSラジオ「dig!」のポッドキャストを最近聞くようになっています。
大阪にいると、TBSラジオを聞くのはどうしても限定されるので、興味のある回は寝る前にiPhoneで楽しんでいます。
ま、それはいいのですが、前から何回も繰り返して書いてますが、ポッドキャストにまで態々TBSラジオをキーステーションにしてお送りしています、というフレーズを何故入れるのかなと気になったりします。
キーステーション、そう言うインセンティブって何なのでしょうね。


今まで私が書いてきたことを箇条書きにします。
・制作局がどこかを明示する必要がネットワークに存在する。
・キーステーションは、ブランドである。そのブランドを使えるのはウチだけだという差別化。
・全国のクライアントへの自社ブランド(TBSラジオとか)の宣伝。
それと最近、そうかなと思った理由の一つはこれ。
・テレビで表示される制作著作という表示の代わり。
つまり、○○をキーステーションに全国の皆さんにお届けしますというのは、著作権はウチにあるのでよろしくという表現でもあるのかと。


これも一度書きましたが、私のいたFM大阪では全国ネット番組を制作しても「必ずキーステーションという言葉を入れろ」とは指導されませんでしたから、多分東京のキー局のみに何か課せられているルールなのかもしれません。
FM大阪の番組でも、山寺宏一さんの番組で「FM大阪をキーステーションに・・」という表現をされているという指摘を受けましたが、多分、東京で制作されていること、そう言うのが当たり前だと思っているスタッフで作られているからなのではと推測しております。
とにかく、大阪の準キー局のようなその言葉に価値を見出す当事者がいない場合は、キーステーション云々という発想は生まれないような気がするのですが、いかがでしょう。


東京のやり方がかっこいいとか、放送局のアイデンティティみたいなものをキー局のスタイルに求める人は、キーステーションという言葉にも憧れるのかもしれません。
私が自分の作る全国ネット番組にあえてキーステーションという表現を入れなかった理由は多分単純な理由だったと思われます。
ずばり、自分の局をキーステーションとは思っていなかったということです。
FM東京は確かにキーステーションです、全国に番組を提供し、ほとんどの時間を自分たちのイニシアチブの下に制作しています。
FM大阪にそんな番組、いくつあったでしょうか。
たまたま、関西のクライアントがスポンサーになったからキー局になっただけで、そんなスポンサー、どれだけあったというのでしょう。
第一、私が営業外勤をやっていた時、全国ネットの番組をプロモートしろとは一度も言われていません。
発想がローカルなのです、どうやれば全国ネット番組を増やせるか、全国といわずともせめて名古屋から西のネットワークを作って、独自の共同制作番組を作るという話、正式に検討されたことすらありません。


FM大阪にそんなネットワークを形づくる高邁な意志などあるとは思えませんでした。
前にも書きましたが、ネットワーク担当なんて大阪にはいません。
その需要が出れば、本社や東京支社の営業のデスクが担当したりしましたが、別に売上予算の設定もありませんし、ノルマもありません。
私が営業担当の頃、ある大阪のクライアントから、今度地方に店を出すのでこれこれの予算で番組を考えてくれといわれたことがありました。
私は、今大阪で提供いただいてる番組の中にコーナーを設け、その部分を地方局にネットするというプランを考えてくれとお願いしたのですが、誰もネット局と交渉せず、結局地方局のありもの番組にCMを流すだけになってしまいました。
いい機会なのだから、ネット局との交流を活発にし、ネットワークとして企画を開発していければと思ったのですが、そんなこと誰も考えない。
私だけでもちょっと出張させてくれと言っても、お前は大阪の売上を上げるのが仕事だ、余計なことはするな、で終わり。
私が営業から離れたら、クライアントもしばらくして大阪の番組もろとも撤退してしまいました。
つまり、全体的な構想というのですか、グランドデザインが描けていないのです。
それぐらい、経営者なら考えろと思うのですが、何度も書きますように大きな代理店にそのあたりを任せっぱなし。
代理店が相手にしなくなったら、キー局に下駄を預け、とにかく年間これだけのネット電波料を確保してくれとおねだりするだけ。
これで、○○をキーステーションにお送りしています、なんて偉そうなこと言えると思いますか?


とはいえ、これは私のような立場、目線の側から見た意見です。
現状を無条件に肯定する人もおられるでしょうし、私の意見は偏っている、全体のバランスを考えれば今が一番いいと言われる方もおられるでしょう。
何となく感じております、私の意見が少数異見だということを。
そういうことで、今回「少数異見」というカテゴリーを作り、しばらく私の少数異見を書きなぐってみようかと思っています。
文化は辺境からやってくる、イノベーションは辺境から現れると私は書いてきました。
そんな辺境からの意見として、今後も愛読していただければ幸いです。



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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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いつまで続くかは皆さん次第。


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