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シリーズ 東京一極集中の功罪~番外編・2

キーステーション云々に関して、コメントをいただいてから色々考えることがありました。
それは、コメントへの返信にも書いていますが、私はこの番組はネット番組であり、どこが制作しているかに関しては言った方がいいのかもしれないと思ったりしました。
今、話しているあなたは、どこの誰ですか、どこから放送しているのですか?
そういう情報があった方が、リスナーにとって放送している模様がイメージしやすいかもしれないな、と。
で、思いだしたのですが、私がとった方法は、葉書の宛先を番組の制作局(私の場合はFM大阪)にしたことです。
宛先は、お聞きの放送局の○○という番組あてとしても良かったのですが、葉書の到着にタイムラグが生じるので、すべて制作局宛てにしました。
ファックスの宛先は、これは仕方がないというか、すべて大阪の電話番号なので、リスナーにはどこが制作しているかわかります。
メールとなれば、アドレスに放送局名が入りますので、自動的に制作局に行くことになりますね。


さて、問題はここです。
このように、リスナーに対しその宛先で自分たちの場所を説明しているのに、何故にわざわざ「この番組は、何々をキーステーションにして全国の皆さんにお送りしています。」と言うのかということ。
TBSの「dig!」は、リスナーの意見を交えながら進めますから、常に電話、ファックス、メール、ツイッターを明示しています。
その上に、「キーステーション」と言うのは何の意味があるのでしょう。
私はこれを自分たちの存在誇示、あるいは権威付けと解釈してしまうわけです。
私は、自分の番組では、決してキーステーションという言葉は使いませんでした。
そんな大層なものじゃないという気もあったし、それを使ったからといって、何かいいことがあるわけでもない。
慣用句として使っているのだとしたら、そんな言葉に意味はないから使わないと思ったわけです。
3年ほど前に、私のプロデュースで「吉川ひなのLIFE with PET」というネット番組をFM大阪キーで制作しましたが、その時にも「キーステーション」という言葉は使っていません。
で、ひとまずこう結論づけたいと思います。
東京の局は、「キーステーション」という言葉を比較的使いたがる、それに意味がある、リスナーも知りたがっていると判断している、と。


日本の放送業界には、キー局、準キー局という言い方があります。
一般的に言って、キー局は全国ネットワークを持つ東京局を指していますし、準キー局は大阪、名古屋の全国にネットする番組を制作している局を指しています。
ラジオの場合もほぼ同じ、FM大阪は準キー局などとおだてられたりしています。(実体が伴っているようには見えませんが)
キー局、すなわちキーステーション。
東京の放送局が、「なんとかをキーステーションに」というのは、自分たちがキー局であるということを日々再確認しているのではないでしょうか。
準キー局なんて、早い話キーステーションそのものじゃありません。
電車でいえば、急行と準急の違いでしょうか。
ひどい私鉄になると、準急とは名ばかりで普通電車が止まる駅を3つ4つ通過するだけなんてのもあります。
大体、準キーなんて名称、外に対して主張するものじゃありません。
キー局は、その名称自体にブランド価値が存在しますが、準キーなんて「キー局のパチモン」じゃないですか。
パチモンを有難がる奴の気が知れない。


そういうことで、私がキーステーションという言葉を使わなかった理由、何となく御理解いただけるのではと。
使う奴も気にくわなければ、例えキー局の立場に立ったとしても、態々使う言葉じゃない、自分を落し込めるだけだと。
ま、私のちっぽけなこだわりです、皆さまお見通しかもしれませんが。


FM大阪に文句があるとしたら、その準キー局様、本社にネットワーク担当部署を持っていないんですね。
全国38局の現状を把握している部署がないのです。
タイムテーブルを整理もしていない。
日々のつきあいも薄いし、ややこしなくなったら東京支社に一任したりする。
何かあったら、半蔵門のFMセンターに行けば、全局支社をかまえているから聞きにいけばいいというスタンス。
長い間、FM大阪は銀座周辺に支社を置き、JFNとは距離を置いていたこともあり、結局準キー局としての機能はあまり果たしていなかったような気がしますね。
今は、TFMに経営権を押さえられていますから、仕方なく半蔵門に移転しましたが、そうなったら地方のFM局は経費削減でどんどん支社機能を縮減、あまり情報を収集する場としては使いにくくなりかけているようです。


そのうち、地方局の支社機能は、すべてJFNが担当することになりそうな感じもします。
実質的に、TFMのブランチとして全国のFM局が統合されてしまう日が来るのかもしれません。
もはや、地方のFM局は、赤字基調で推移する運命から逃れられない。
東京一極集中がどうのこうのと言う前に、地方だけでは生きていけない時代に入ってきたというのが実情かと思えないでもないのですが、いかがでしょうか。





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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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