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東京一極集中の功罪~マスコミ編

来年、大阪で開かれる食の博覧会(食博・大阪)に、いくつかの企画を提案するため集中的に作業をしておりました。
やっとプレゼンが昨日で終わり、久しぶりにブログに時間が使えそうです。
後は、提案した企画が完全にOKになるかどうかが気になりますが、手ごたえはあった気がします。
2013年のGW、インテックス大阪で11日間行われる2013食博覧会・大阪、御期待下さい。


さて今日から新しいシリーズを始めます。
「東京一極集中の功罪」、そのマスコミ編です。
7/11のスポーツ報知に辛坊治郎さんのコラムで、先日残念ながら死んでしまった上野のパンダの赤ちゃんのことが取り上げられていました。
どうにも違和感がして耐えられないと次のように書きます。

この出産、全国紙の1面に写真入りで伝えるほどのニュースでしょうか? 週末に東京へ行く機会があったので、この素朴な疑問を口にしたら、こんな答えが返ってきました。

 「辛坊さん、日本で初の自然妊娠のパンダですよ。こんなにめでたい話はないじゃないですか!」

 これは間違いです。和歌山のアドベンチャーワールドでは、既に12頭のパンダが生まれていて、そのうちの多くが自然妊娠です。

 つまり日本初じゃなくて、単に東京初というだけなんですが、どうも関東に住む人たちは、東京初なら日本初だろうという思い込みがあるようなんですね。赤ちゃんパンダくらい白浜に行けばいつでも、それもムッチャかわいい双子が見られるのに、東京の人はそんなことも知らずに上野のパンダで大騒ぎ。とっても違和感があります。


他にも東京ローカル番組だった「ちい散歩」を、地井武男さん死去の時に全国ニュースで誰でも知っているかのように放送する無神経さを述べ、東京の常識が全国の常識だと勘違いしているのではと氏は嘆いています。


これは大阪と東京にほぼ半分ずつ住んでいる私も実感することです。
東京のマスコミ人は、東京で流れている放送は全国でも流れていると勝手に思い込んでいるようです。
キー局のゴールデンのバラエティ番組で、番組対抗なんちゃらかんちゃらというのがありました。
そこに出てくる番組ですが、全部が全部、全国ネット番組ではなかったりします。
ネットしている局もあるのでしょうが、地方の主要局(大阪とか名古屋とか)では全く流れていない。
つまり、視聴者にはその番組へのシンパシーも、出演されているタレントへの思い入れもありません。
なのに、番組はそういうものが当然視聴者にあるものとして進行。
知ってて当然、知らん奴は田舎者と蔑んでいるのではと思わないでもないのです。
東京が頂点にあるのが前提、その頂点から流れるものは、下にある各局に届くのは当たり前という考え方なのでしょう。


困った人たちだなあと私は思います。
地方の状況がまるでわかっていない。
東京のために作るのが基本で、それがたまたまローカルでも流れている。
とにかく、まず手近の東京で受けないといけないと考えて作っているのかも知れませんが、何かセンスにかけている気がして仕方ありません。
だから、上野のパンダの話を、ワンアンドオンリーな事象だと勝手に勘違いしてしまうのです。
後で、和歌山に12匹パンダがいると指摘されたら、そんな田舎のパンダなんか見に行けないじゃないですか、やはりパンダは上野にいてこそ、パンダじゃないですか、などと屁理屈をこねかねません。


東京の価値観がすべて正しい、地方の価値観を言われても対応のしようがないと顔に出ていたりします。
ま、内心困惑しているのでしょうが、今更考え方は変えられないのでしょう、きっと。
私は、先日テレビ東京の「アド街ック天国」についてこうツイートしました。
「アド街ック天国というテレビ東京の番組がある。あれって、何考えて全国ネットでやっているのか。スポンサーの日産があれでいいと言っているのか、それとも枠買い切りの代理店がそう思っているのか。どう考えても東京の片隅の町情報、全国の人には無縁としか思えないが。」
共感して下さる人が多かったのか、一杯リツイートしていただきました。
地方の人、多分迷惑じゃないですか?あんな地域を細分化して、その中の目立つ店を毎回何だかんだと理屈をつけて紹介されても。
そんな店、地方の人間がいつ行けるんですか、第一、しばらく経ってから行ったとしても、本当にその店、存続しているんですか?


そんな目くじら立てなさんなよ。あれは旅番組で温泉宿を紹介しているのと一緒。
ひととき行った気になればいいので、本当に行ったら幻滅するなんてことあるじゃないですか。
つかの間の夢を見れれば、地方の人は納得するんですよ、みんな東京に憧れているんですからね、あなたもそうだったでしょう?


東京をリスペクトする気はもちろんありますよ、日本の中心地ですからね。
でも、悪いけど憧れたことなどないですね、一体何に憧れを感じろと言うのでしょう。
むしろ、憧れとともに上京し、そこに染まってその憧れを押しつける側になった連中が鬱陶しくてたまりませんね。
何を考えて、俺たちを憧れろ、みたいなスタンスでいるんだろうと不愉快でならないというのが本音ですね。


そういうことで、東京一極集中の弊害~マスコミ編、どんな話が展開するか、ご期待いただければと思います。
私も、自分ながらとても楽しみです。




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コメント

[C19]

小さい地方にとっては東京中心というのはありがたい面もあるのではないでしょうか。逆に伝統的、歴史的に大都会の地方だと割りを食う面が大きいのでは

政治関係で地方政党が勢いがある感じというのは、やはりその地方が割を食ってきたということなんじゃないかなと思ったりします。なので政治的に地方に脅威を感じてる首都東京は、ちゃんと配分すれば地方政党もおとなしくしてくれるんじゃ…多分、首都さまさまなので、そういう気はないでしょうけど

「アド街ック天国」をいくつか見て思ったのは東京の街は細かく分けて紹介するけど、地方だとかなり大雑把に一括りにして紹介していますね。あれはどうかと思いました…

そういやドラマなんかも上京物が多かったような…視聴率低下など叫ばれてるみたいですが、日本全国の視聴者を相手にした方がいいような、東京の平均的視聴者にあわせて作ってるのが低くなってる原因にも感じます。日本人目線を忘れてしまったというか

もういっそのこと東京のテレビ局で各地方の番組を放送したらいいんじゃないでしょうか。視聴率も低いのだし、別に何やってもいいのなら悪いことでもないように思いますけど
  • 2012-07-15 01:21
  • TK
  • URL
  • 編集

[C20] なるほどね

小さい地方には、東京中心はありがたい。
う~ん、ピンと来ないです。そうなんですか?
小さい地方ではできないことを代わりに東京がやってくれるということなのですかね。
そんなにやってくれますか?
ドラマの上京物は確かに多いですね。
NHK朝ドラはたいていそんな感じですね。
大阪局制作も、四国や中国、九州から大阪にやってきたヒロインが活躍しますね。
あれ、何だろう。
後の展開が都会の方がやりやすいのかな。
東京局は意地でも地方制作番組はやらないんじゃないでしょうか。
大阪朝日放送の大人気番組「探偵ナイトスクープ」は、テレビ朝日は基本的に無視です。プライドなんかな、もし一番視聴率がとれたら沽券にかかわるとか。
朝日放送とテレビ朝日、何か仲悪そう。
  • 2012-07-15 01:53
  • from3
  • URL
  • 編集

[C28]

返信わざわざありがとうございます。基本的には私も同意見ですので。

うーん、地方では多くないかもしれないけど、声としては少数ながら東京の情報を求める声はなくはないかなと。巨人キャンプ地で有名な宮崎県はスカパー加入率が最も高いとか以前は言われてました、日テレ系民放がないとかで。あとはジャニーズ系、女性アイドル系は地方でも見たいという声はかなり強いかと。アイドル番組は必ずしも放送されないので。

若い人にとっては地元情報プラスワンモアとして、また首都東京と、流行と繋がっていたいという意識は多少なりともあるとは思います。若い人は東京へ出て行っちゃう可能性は高いですし、そういう情報に敏感なので。

ただ地元メディアが地元人、地元若年者のニーズを捉え切れてないだけかもしれません。イケメンでいいのに地元の中年タレントとか、サッカー見たいのに野球とか。地元だからなんでもいい、地元の柵でこのタレントしかないというのは、若い人にとってはそういう事情はどうでもいいことなので。

そこら辺はあるんじゃないでしょうか。その若者のギャップを地元メディアとしては埋めるといいのでは。関西だとどうしても吉本とか阪神など決まりきったものなりますし、新しい冒険がないのは残念に思います。


あとフロムさんのお考えは関西大学の黒田教授に近いとお見受けしました。良ければ参考にしていただければと思います。

http://nipporo.com/interview/pdfs/NHKinterview_031_kuroda.pdf  ※PDF
http://www1.kepco.co.jp/insight/content/column/column146.html
http://megalodon.jp/2009-0619-1949-49/www.kansai.gr.jp/journalistforum/2007/keynote.html
  • 2012-07-22 18:19
  • TK
  • URL
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Author:フロムさん


100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
言いたいことは一杯あっても、口に出せないことだらけ。
せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


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