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日々雑感~佐久間正英さんのブログ他

メールなどを頂戴した皆様へ。
いつもこの欄をご覧いただきありがとうございます。
メールやコメントで感想を頂戴するのは、励みにもなりとても嬉しく思っています。
ただ、申し訳ないことに、いくつかのお申し出、ご要望にはなかなか応じられない状況で、お返事をすることができません。
その旨、ご了承いただきたく、冒頭で書かせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。


さて、今日は前から気になっていたブログをご紹介したいと思います。
音楽プロデューサー、佐久間正英さんが書かれているもので、BLOGOSには次のように紹介されています。

BOØWY、JUDY AND MARY、GLAY、THE BLUE HEARTS、黒夢、くるりなど、数多くのミュージシャンのプロデュースを手がけてきた音楽プロデューサー・佐久間正英氏。音楽業界で長年ビジネスと制作の両面で活躍してきた佐久間氏が自身のFacebook・ブログ連続でアップした「音楽家が音楽を諦める時」「昨夜の投稿の追加文」「音楽における音情報」の3エントリが大きな話題を呼んだ。


詳しくは同ブログを読んでいただくのが一番いいのですが、早い話、音楽制作の現場が安易に流れ始めており、本当の音楽を制作できる環境にないということをやんわりと告発されているのだと感じています。
初めて佐久間さんのブログを読んだのは、大阪にあるライブハウスの方が「これを読むと、東京でも音楽制作の現場は絶望的なのに愕然とする」と言っておられたのを知ってからでした。
「音楽が音楽を諦める時」を読んだ時の衝撃というのは、私もそこそこありました。
そうだよな、職人的には作れと言われれば、安い費用でも何とか音楽を作ることはできるけど、そんな安直なやり方で音楽を作っても空しいだけだろうなと共感した次第です。


音楽を作るのに、そんなに金は要らないだろう。
今の音楽業界人は、金をぼったくっているだけだという批判が、その後、何故かネットに広がり、佐久間さんはその反響に対応するかのように、第二弾、第三弾を書かれたというわけです。
確かに現場の最先端にいる人だからこそ、わかる話かもしれません。
それを一般の人に説明したところで伝わらないだろう、いや業界人だってそんな風に思っている人もいないとは限りません。


同じことラジオの世界でも言えるんです。
今、例えば30分の番組を作るとして、制作費はどれぐらいかご存知でしょうか。
30万円あればいいほうなんです。
それも1ヶ月ですよ。
外の制作スタジオを借り、DJのギャラを払い、フリーのディレクターを使っていたら、制作会社にはほとんど利益は残りません。
いきおい、1回2本取り、3本取り。
そんな番組が面白くなると思いますか。


やはり、面白い番組を作るには余裕が必要なのです。
リダンダンシーの問題ということになるのかもしれません。
漫然と時間を埋めているだけの番組は下方スパイラルを作り出していくではないかと思うのです。
ラジオ番組の制作者が共有しなければならないことは、日々同じことを繰り返す中から、新しい発見を見つけ、更に面白い番組、皆に支持される番組を作り出していこうとするスタンスなのです。
下方スパイラル、あるいは同じところをぐるぐる回っているだけの番組に未来はありません。
その創意工夫のためには時間がいりますし、その時間を独占できる費用が必要なのです。
今のラジオ局、その費用を制作費削減の名の下にカットしているのが現状です。
そんな余裕、要らんだろう。
これぐらいの番組、みんなこれぐらいの費用で作っている。
それができないなら、やめてくれと言われかねません。


金がいるとかいらないとかいう話ではないのです。
次の時代を作るための投資をけちれば、その文化は衰退します。
文化はラジオ局だけで作られるものではありません。
リスナーやクライアントとともに日々作られるのです。
そこに投じられる金が減れば、当然ながら全体として衰退します。
大和魂があれば、大砲にも爆撃機にも勝つはず、などと喧伝した時代と同じ。
こんな装備で戦争なんかできない、ラジオ局の現場もまた制作者たちには自分たちの戦場のはず。
ここで戦えと言われて、細々とごまかしごまかしやっていても、新しいことなど生まれない、第一楽しくない、面白くない。


音楽が衰退するように、ラジオも衰退する。
音楽業界はAKBでごまかし、ラジオはショッピングでごまかしているのかもしれません。
しかし、それが本当の答ではないことは、皆さん何となく感じておられるのではないでしょうか。
音楽が消える日はいつか?ラジオが消える日はいつか?
もちろん、そんな日は来て欲しくありません。
それゆえに、佐久間さんは声を上げられたのだろうし、私も同じように自分のブログで余計なお世話を毎回書き続けているのです。
佐久間さんのその後については、最初にとりあげたBLOGOSのインタビューで読めますので、よろしければ参照してください。
ということで、今日は単なる私のぼやきということでお許しを。





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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
言いたいことは一杯あっても、口に出せないことだらけ。
せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


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