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最後の護送船団~マスコミ

「最後の護送船団とも呼ばれてきたマスコミ業界は、言論機関であるというおごりと行政の保護によって、本来やるべき体質改善をなおざりにしてきた」(河内孝「次に来るメディアは何か」 ちくま新書)
河内孝氏は元毎日新聞社の記者で、「新聞社ー破綻したビジネスモデル」(新潮新書)という著書もある人だ。
この本に関しては別に取り上げたいが、護送船団方式が今も継続しているのはマスコミぐらい、という考え方には賛同する。
中にいるとわからないようだ。


マスコミがいかに国家によって守られているか、また制度によって今の待遇を維持できているか。
ラジオ業界が完全に右肩下がりなので、自分たちが守られていることにまで意識が回らない。
いや、国家はもっとマスコミ業界を守るべきだと言いかねない。
自分たちの権益を守りたい、守れないなら別の電波を寄越せ、みたいな流れになっている。
それが複数の放送局を持てるように制度改正したり、新しい電波に占有権を主張したり。
radikoを中途半端な存在で放置した形になっているのも、結局権益がそこから失われるのではないかという危惧があるからだろう。


この国は、一度権益を手中に入れると、行政がそれを保護してくれるというシステムになっている。
ベンチャービジネスが、自分の力で何とか事業を成功させても、行政にある部分を委ねない限り権益とはみなされず、挙句には何だかんだとイチャモンをつけては、公権力によって破壊される。
ホリエモンのライブドアなんかはその典型。
早い話、今の権力機構に従属することを宣誓しなければ、権益は保証されないことになっている。
村なんだろうな、まだ日本という国の形態は。
大体、堀江さん、何故こんな時期に刑務所で不自由な生活を強いられないといけないのか。
その国家的損失を考えたことはあるのだろうか。
刑務所に入れないといけない連中なんか、他に山ほどいる。
そいつがいなければ、日本の地位はもっと上がるのではと思う人もいる。
新聞業界にも、権益に胡坐をかいて好き放題している御仁もおられるようだが、いわば護送船団の総司令官みたいな人だから誰も口出しできない。
敵に回して恐ろしい組織。
マスコミ、財務省(税務署)、検察庁・・・・。


ラジオが消える日はいつだろう?と私に問いかけてこられた先輩がいたことは前に書いた。
ラジオだけではない、新聞もビジネスモデルが破綻しかかっているのだと言われると、本当に何の対策も打てないままダラダラ現状を維持していていいのかという気になってくる。
「止まらない読者の減少、低下し続ける広告収入、ITの包囲網、消費税アップ、特殊指定の見直し―そして何より、金科玉条としてきた<部数至上主義>すなわち泥沼の販売競争は、すでに限界を超えている。」(「新聞社―破綻したビジネスモデル」より)


2012年の今、私はこうやって幾つかの不安感を言葉に換えているわけだが、後10年したら、いやそこまで行かずとも後5年、3年で、全く違ったマスコミ業界になっているような気もする。
事件は会議室で起こっているのではない、現場で起こっているのだというセリフがあった。
多分、業界人の知らないところで、ユーザーが日々弄ぶネットの中で、マグマのように次のトレントが胎動しているに違いない。
それが破壊的イノベーションを齎すなら、もはや古いラジオ人の住む世界はなくなる。
それに抗うことがどこまでできるのか。
逃げ切りのうまい世代である、何だかんだと理屈をつけては被害が来ないように仕向ける努力をするだろう。
いずれにせよ、来年のことすら確実でない今の時代。
政治が混沌とする中、放送業界も音楽業界も、一寸先は闇なのである。




こんばんは、ただ今深夜2時です。
思い出したので、少し酔っていますが補足。
実は、昨日東京に深夜戻ってきました。
本当は最終の飛行機だったのですが、落雷にあって機体損傷したため欠航になり、急遽新幹線で帰京。
最近、あまり運がありません。
新幹線の中でスマートフォンでradikoを聞きました。
9時台は、らじる★らじるでNHK第2放送、10時からはCBCラジオで「dig!」を聞きました。
残念ながら新幹線の中でのwi-fiは不安定で、しばらくするとカットアウト。
その度に繋ぎなおすという作業、何とかならんかなと思いました。
もうちょっと安定するなら、便利なのに。
ネットの時代といいますが、まだまだですなあ。
ということで、おやすみなさい。
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コメント

[C17] つかちゃんが・・・

元LFの塚越孝アナウンサーが亡くなりましたね。

残念です。

やっぱりラジオでしか生きられない人だったのかなぁ。
  • 2012-06-28 16:31
  • タロー
  • URL
  • 編集

[C18] ご冥福を

自殺と報じられていますね。
遺書があったそうですが、腑に落ちない点もあります。
社内で首を吊るなんて、誰かへのあてつけしか考えられない。
そんな事実あったのでしょうか。

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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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