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シリーズ ラジオの生きる道(13)~radiko!

業界紙「文化通信」に次のような見出しが躍っていました。
「NACK5、ついに聴取率首都圏FM1位に」
くわしい情報は知りませんが、2月の聴取率調査でJ-WAVEやTFMを抑え、1位になったという風に読めますね。
私もNACK5の深夜番組「STROBE NIGHT」に協力させていただいているので、とにもかくにも1位という知らせは嬉しいものです。
とはいえ、実際のところどういう幅の年代で1位と認定されたのか気になるところです。
何しろ、関東には我こそが1位をとったという局が目白押しです。
16~59歳で一位というのは、まだ納得するのですが、M3F3層で第一位と言われても、それがどれだけの意味があるのか。
早い話、出てきた結果の中から自分のところが一位になるようにデータを操作し、それを「われこそは1位の局」と喧伝しているわけで、これで1位が取れない局はよっぽどではないかと思わないでもありません。


元々、ラジオの聴取率調査というのは統計的なデータとしては不十分なものです。
調査期間の間、自分の局を聞いてもらうために、事前にどれだけのPRをしているか、しかもプレゼントを増やしたり、大物ゲストを読んだりして、リスナーのインセンティブを強化していたりするのです。
これで、うちの局はこれだけの人に聞かれていますと言っても、その時だけではないのかと言う疑問に答えることはできません。
とにかくまともに考えたら、レーティングの結果なんか信用するわけにはいかないのですが、まあ大体毎回同じような結果が出ているし、何となくそんな気もするという人も多いので、巷間に流布するのも仕方がないでしょうね。


さて、そういうことは横において、今回のNACK5の一位になった原因の一つとして、私はradikoがあるのではないかと思うのです。
私は東京に住んでいますから、家の中でNACK5を聞くのはなかなか辛いものがありました。
どうしても、TFMやJ-WAVEなどと比べるとチューニングがしにくいのです。
これはAMも同じようなところがあり、NHK第一、第二とTBSはクリアに受信できるのですが、文化放送、ニッポン放送となると少しきつい。
で、ラジオを聞くとなると、おのずと前の三局になるのです。
しかし、radikoが導入されてから、私はNACK5も不自由なく聞けるようになりましたし、文化、ニッポンもそうです。
本来聞こえにくかった文化放送の「大竹まことゴールデンラジオ」がTBSと抜きつ抜かれつの関係になったのも、radikoゆえではないかと最近思うようになっています。
そうです、NACK5の一位の原因もまたradikoにあるのではないかと思ったきっかけです。
radiko、知らぬ間にリスナーの聴取傾向に影響を与えるようになったのではないか、そういう仮説を立ててみたわけです。


さて、radikoが聴取率を引き上げる原因になるのかどうか。
普段データに接することができない私には、それを証明する材料がありません。
ぜひ、関東のラジオ局の方にこのあたりを分析してもらって、radikoを積極的に活用するきっかけにしてほしいと思うのですが、いかがでしょうか。


前にも書きましたが、radikoはラジオのイノベーションを起こすポテンシャルを持っていると思うのです。
radikoは見えるのです、それが普通のラジオ受信機と違うところです。
そしてブランドにもなるのです、ラジオをカッコ良くするきっかけにもなりますし、内容を保証するツールにもなります。
要は、それを使っているラジオ局側にその自覚がないのです。
ラジオの生きる道(4)の一節。

電通さんがわざわざ用意してくれたradiko。
さあ、この新しいツールを使ってイノベーションを起こしてくださいと、半分投げ出したように提起されています。
でも、ラジオ局、そのradikoを遠まわしに眺めながら、「で、私たち、これを使ってどうすればいいのです?」と電通さんに問いかけている状況に見えます。


radikoは聴取率に影響するということが証明できれば、それが又新しいツールになるのではないか、そう思ったりするわけなのですが、どうなんでしょう。
文化放送、NACK5、その1位はradikoによってもたらされた・・・と。


というわけで、今回はradikoについて述べてみました。
今思うことは、一日も早く全国化して、radikoの存在をメジャーにすることです。
地域に限定する意味が正直全くわからない。
ネットビジネスにするなら、地域限定なんか自己矛盾もいいところです。(まるでお隣の統制国家みたい・・・)
どこでも聞こえるようにして、ラジオのイノベーションを起こす、それ以外にラジオが生き残る道なんかありません!
放送業界に目を覚ましてもらいたい思って、あえて暴論を書いてみました。




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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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