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シリーズ 広告代理店・10~私の愛した代理店・3

お世話になった代理店、他にもたくさんありましたが、後2つだけ上げさせていただきます。。
一つは第一企画さん(現アサツー ディ・ケイ 旭通信社と合併)。
媒体担当の方が、高校の同級生のお兄さんでした。
何かといえば高校の話を持ち出されるので、正直閉口。
「日本経済新聞を読んでるか?読まないと営業できんぞ。話題に遅れるし、問題意識も生まれない。とにかく読め。」と会うたびに説教も。
それから、日本経済新聞も読むようになりました。(それまでは、自分と関係ない記事ばかりあるなと思い、見向きもしませんでした。)


ここで印象的だったクライアントは、やはり心斎橋パルコさんですね。
宣伝担当の方がジェットストリームのファンで、私がジェットの後のステブレをスポット案に組み込むようになってから、ほぼ毎回出稿してくださるようになりました。
といっても、ジェットストリームは人気番組で後枠のステブレは大人気。
そろそろパルコのバーゲンがありそうだと察知したら、発注がなくても週に3本程度あらかじめ押さえました。(それ以上はスポットデスクが枠出ししてくれませんでしたから。)
いつも、ABC,MBS,FMOの3社競合という形でしたので、もし、ジェットのケツ(実際はこういう言い方をしました)をスポット案に含めなかったら、多分採用はされなかったでしょう。
何となく、宣伝担当の方の気持ち、わかるんです。
寝る前に、自分の好きな番組を聞き、最後に自分の関わったCMを聴く。
何か、気持ちよく眠れそうな感じがしませんか。
ま、私も同じように、自分の販売したスポットを聞きながら眠っていたので共感できるんですよね。l


私の愛した代理店、最後に、協同宣伝さんを上げておきます。
JA(早い話、農協)系の「家の光」を母体にした広告代理店です。
「家の光」というのは、農家ならどの家にも一冊あるという月刊誌。
私の奈良の親戚の家で子供の頃見た記憶があるのですが、最近は私も全く見たことはありません。
多分、これをお読みの方のほとんどはご存じないかもしれませんね。
自社の紹介文に「『家の光』は、“協同のこころ”を家庭ではぐくむ雑誌として、大正14年に創刊され、平成22年5月号で創刊85周年を迎えました。農家の主婦層を中心として、子どもからお年寄りまで、みんなで楽しく読める総合家庭雑誌です」とあります。
農家をターゲットにするクライアントの方なら、知らない人はおられないと思いますが。


ということで、私が担当になった時は、FM局の需要などほとんどありませんでした。
でも、現場の若い方と何じゃかんじゃ音楽の話を中心にしたクリエイティブな話をしていると、こんなことできる?あんなことできる?と問いかけが増えてきました。
で、それを何とかできる形にアレンジしている中で、何と大阪城野外音楽堂のイベントの実施にまで話が進んでいきました。
クライアントは、心斎橋の三木楽器さん。
アマチュアバンドの方、そしてプロのアーチストが集う一大お祭イベント「大阪城・緑の森音楽祭」が生まれたわけです。
そして、このイベントが大成功するとともに、一人のアーチストが脚光を浴びることになりました。
上田正樹さん、そしてリリースしたばかりの「悲しい色やね~大阪ベイブルース」です。
私は、この曲をイベント(5/5実施)の始まる1ヶ月前から、イベント告知スポットのBGに使い、毎日30本程度流しました。
「ホールドミータイ、大阪ベイブルース♪」、この部分は常にアップして繰り返すのです。
当日、会場に来た人は皆この曲を知っていて、キー坊は、思いがけない大阪の観衆の歓待を受け、舞い上がっていました。
それを当時のソニーの宣伝が東京から大挙記者を呼んでいましたから、その噂はまたたくまに全国へ。
「悲しい色やね」、空前の大ヒットへとチャートを駆け上がっていったのです。


ま、あくまで私から見た風景ですけどね。
その当時の状況をいちいちここに書きませんが、キー坊が何故にイベントに出ることになったのか、しかも他にもビッグなアーチストがゲストとして出ていたのに、何故に大トリを彼に任せたのか、それなりの思惑が私たちにあったことだけでもお分かりいただければと思います。(何しろ、飛び込みで笑福亭鶴瓶師匠まで舞台に登場されましたから)
書く機会がもしあるようでしたら、またゆっくりそのあたり説明させていただきます。


で、この第1回緑の森音楽祭、その後どうなったかは、次の年に制作現場に人事異動になった私は詳しく知りません。
ま、私がいなくなれば継続することは難しかったでしょうね。
イベントのエッセンスまで後任に引き継ぐことはできませんし、広告代理店側にも私が関与しないイベントはリスキーだと思われたようです。
しかし、このイベントの成功は、私に新しい選択を10年後に迫ることになるのです。
この時の協同宣伝の担当者が立ち上げた会社への転籍なのですが、長くなるのでその話は又の機会に。
人生、本当に色んなことが起こるものだと、今更ながら思いますね、私は。




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100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
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いつまで続くかは皆さん次第。


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