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インターネットラジオの可能性

インターネットラジオが、新しいラジオの形として話題になりはじめた感じがする。
マイナビニュース「ネットラジオの老舗、文化放送が見据える"ラジオ2.0"」では、アメリカの現状をこう語っている。

ネットラジオは米国をはじめとする海外で人気のあるサービスだ。米国では1兆円を超える音声広告市場を抱える巨大な経済圏を形成。聴いている人に合わせて音声広告を流すターゲティング配信の技術も一般化している。


又同記事の中で、こういう問題提起もしている。

ラジオ放送局の未来を考える場合、注目すべきはインターネットとの融合が進むかどうかだ。地上波放送の広告費はピーク時に比べ半減しており、現状のままでかつての勢いを取り戻すのは容易ではないというのが業界関係者の見方。一方で、日本におけるネットラジオの広告市場は誕生してもいないというのが現状だ。ラジオの伸びしろがネット上にあるとすれば、その市場を開拓するのは誰か。


インターネットに多少でもなじんでいる方には、これらの提起に何らかの可能性を感じるだろうと思われる。
だが、いわゆるラジオ業界の方々には、必ずしもピンとくるものが、それほど具体的ではない気がする。
ラジオのイメージがつきすぎているというか、別のラジオ形態のリアリティに気づきにくいからかもしれない。


ラジオとは送信塔があって、そこから電波を飛ばし、各家庭や車のラジオ端末で受信、ラジオ番組を楽しんでもらうという原型にとらわれすぎているというか。
だが、それはラジオ1.0なのだ、もはやそれではビジネスに限界がある。
そこで、ラジオ2.0を提起する、それはインターネットという新しいコンテンツ流通メディアを利用することによって、新しい広告市場と対応できるというのだ。


ラジオがインターネットを使って活性化し始めている一つの例が、radikoの存在である。
2010年3月に始まり、紆余曲折があって、今や堂々と市民権を得始めている。
2014年に開始した、全国の放送が聞くことができるプレミアム会員も順調に伸び、昨年の1月で15万、7月で20万人になったというニュースもリリースされている。
おそらく今の会員数はそれ以上だろうし、ビジネス的にも成功し始めているという話を放送関係者からもお聞きした。
もちろん、問題は色々あるだろうが、とりあえず一段落というのが関係者の気持ちだろうと思われる。


しかも、懸案だったタイムシフト機能(つまり、いつでもラジオ番組が聞けるようになる機能、将来的にはリンクして引用にも使えるようになるかも)が、そう遠くない時期に装備される見通しが立ったという話も耳にした。
ラジオは、本当に2.0の段階に入りつつあるような気もする。
キーワードはインターネット、まだそんな古くさい表現を使うのかと言われそうだが、1周遅れのトップランナーとしてのラジオからすると、まだまだナウい、トレンディな言葉なのである。


というわけで、今回は軽くインターネットラジオについて、触れてみた。
それが日本でもどうビジネスになっていくか、ひきつづきウォッチしていきたいと思う。


さて、それと関連するかもしれないが、先日私の古巣のFM局の先輩が主催する放送局、自由が丘FMにお邪魔してきた。
東横線自由が丘にある、ビルの一室にあるFM局というよりは、インターネットテレビ局と言った方がふさわしいかもしれない。
スタジオには、何とカメラだけで10台ぐらいあり、4つのチャンネルを使って放送しているのだという。
自前のチャンネル、USTREAM、World TV、そして今話題のAbemaTVの4chである。
先輩は、もう70を過ぎた人なのだが、ほぼ一人で機材関係などを切り盛りしているという。
それ自体、まったく利益をだしておらず、併設するアナウンス講座で得られる費用で何とかお金を回しているとのことだったが、その努力には素直に頭が下がった。
色々参考になることもあり、私も別の形で何らかのトライをしてみたいという意欲がわいてきた次第だ。


また、同じようなインターネット放送を滋賀の大津市で展開されている放送局の先輩もおられる。
ええラジオという放送局名で、基本はUSTREAMで放送されているようだ。
ウェブサイトは、こちらです。
カメラを担ぎ、マイクを持ち、自らしゃべる、画面上は楽しくされていてちょっと羨ましい限りだが、でも実際やるとなると大変だろうな。
こちらも一つのお手本として、これからの私の生き方を考えていきたいと思う。
そういうことで、今日はこれぐらいで。
皆さんも、一度覗いてあげていただければ幸いだ。

暑いですね。

今日は昨年なくなった父の祥月命日。
お住っさんの読経を聞きながら、在りし日の父親を思い出しておりました。
仏間にはエアコンがないため、汗がしたたりおちる時間が過ぎました。
月一になってしまった更新を後ほど、予定しております。
あまりブログを書かない方がいいという忠告もいただきました。
目的がはっきりしなくなっているのかもしれません。
では、後ほど。

去るもの、来るもの、中味変わらず

7月に入りました。
ますます月一更新モードになってきました、困ったものです。


放送業界、昨日6月30日に終了したものが二つあります。
一つは、TBSラジオのポッドキャスティング。
月間5000万ダウンロード数を誇ったが、マネタイジングに失敗したそうだ。
2005年に始め、全国にファンが大勢いた。
私の知人の多くも、このポッドキャスティングでTBSラジオを楽しんでいた。
しかし、その数字が金に変わらない。
毎月1000万以上の経費がかかっていたらしいので、続けるのは限界なのだという。
10年間の間、TBSの営業は何をしていたのだろう。
リスナーサービスでもあったし、多少の持ち出しは仕方がないと思っていたのかも。
だが、私が何度も書いたように、今年からFM電波を新しく持ってしまったため、その出費を埋めるものが必要だったのは自明だった。
もちろん、放送局はそんなことは言わない。
マネタイズの失敗で、何となく理屈づけている。
だが、このままでは早晩、AMとFMの放送を続けることに対しても、マネタイズができなかったと言い出しかねない。
5000万ダウンロードを商売にできないのだ。
果たして、今のAM局にFMサイマル放送をマーケティングできる力はあるだろうか。


ポッドキャスティングの代わりにストリーミングで聞けますとTBSラジオ。
しかし、ユーザーには、その利便性の違いに不満が持たれているという。
私もその一人。
わざわざストリーミングで聞くかどうか。
暇つぶしに聞いていただけなので、たぶん回数は減るだろうな。


もう一つ終ったもの、NOTTV。
このブログでも何度か取り上げた、このままではやばいと。
一番初めに書いたのは、2012-4-12の「モバキャス NOTTVに一言」だった。
その後、10回以上、NOTTVについて書いているが、2013-11-30の「NOTTV~V-high放送のエトセトラ」で、ほぼこういう結論に至った原因を提示できたと思う。
最終的には、NOTTVの累積赤字は1000億だとか。
もちろんNTTドコモはそれぐらいの赤字で潰れたりはしないし、電波行政当局からそれ以上の権益を得たはずだから、損切りするのに躊躇はしないだろう。
しかし、本当にニュービジネスを開発するのは下手だなあと思う。
力技で何とかなる、金を使えば何とかなる、そんな古い発想から組織として脱皮できなかったのだろう。
NOTTV、ジ・エンド。
ラジオのジ・エンドがまた近づくきっかけになるのかもしれない。


さて、7月1日に始まったものもある。
V-Lowマルチメディア放送、i-dioである。
東京、大阪、福岡でプレ放送を春に始めたが、新しく名古屋地区を含めて本放送を開始するという。
V-high(NOTTV)放送が去り、V-Low放送が本格的サービスを始めるのだ。
スマートフォン用の新しいアプリもリリース。
インターネット受信モードという設定があるため、チューナーがなくても放送は聞けるようになる。
よかった、よかった・・・・・。


とはいえ、ユーザーの反応はイマイチ。
これは便利だ、これで放送の世界はがらりと変わる!そんなテンションの高い反応は感じられない。
そう、ユーザーの沸点がもっと上がるような、そんなサービスを提示できなければ、他の放送と何ら変わらない。
私が、NOTTVに対して書いたことを再掲しておく。
根本的な部分は同じでは、そう思う昨今の私である。

技術的には新しいサービスを開発したのだろうが、中味が伴わなければニーズは生まれないのは自明のはずだ。
それを何故か業界人は自覚しない。
同じ失敗を繰り返し、それでも同じ方法論に突き進む。
前回書いた「どんなに先進的なサービスを開発しても、商品プランや品ぞろえが充実していなければ、消費者の認知は得られない。」をもう一度、心に植え付けてほしいものだ。







月に一度の更新~TBSラジオ他

最近、本当に月に一度しかブログを更新しなくなった。
書こうと思えば書けるような気もするが、さほど書こうとは思わないのは何故か。
たぶん、ラジオ関係に面白い材料が少ないのだろう、
ネットにもあまりラジオのことで、これは興味深いと思える新情報が見当たらない。
最近、面白いと思ったこと。
別に中身がそれほどあるというわけでもないが、これだけラジオのことを書いてくれたことに敬意を表して、こちらを紹介しておきたい。
TBSラジオ「14年10カ月連続聴取率トップ」強さの理由は──「真面目さ」 ~ITmedia ビジネスオンライン


大沢悠里さんのワイド番組が終り、永六輔さんの土曜日の番組が終っても、相変わらずダントツでトップの聴取率をかせぐTBSラジオ。
その強さを特集して紹介されている。
ラジオにはザッピングという現象があまり見られない。
例え、内容が変わっても、チューニングはそのまま。
それがラジオなのだ、テレビと違う。
影響が出るとしたら、これからだと私は思う。
後釜番組が、何となく面白くないと思われ始め、他局がダントツに面白い番組内容に変更した場合、そこで初めてダイヤルが動く。
とにかく、ラジオは一度このチャンネルは面白いと思われたら、何年も続くものだ。

私の古巣の局だって、10年以上トップに君臨していたことがある。
若い人はみんな聞いてくれていた、それは日々ビンビン感じていたことだ。
しかし、こんなことしていていいのか、こんなのじゃ客が離れるよとずっと思っていた。
実際に落ちたのは、FM802の出現によってだが、しかし、リスナーをうまくつかめていない、このままじゃダメだろうと思っていたのが、そのまま客を802にとられるという結果に繋がっていった。
経営者の危機意識のなさもひどかったが、ま、そんな経営センスを持った人材は残念ながらいなかったのは否定できない。


では、どうしてこんなことをしていると客が離れると思ったのか。
まずは、経営者が売り上げを望み、金になれば編成そっちのけで番組を切り売りしたこと。
その切り刻み方に、リスナーのニーズは考慮されない。
広告代理店の望むままに、魚の切り身のように買いそうなクライアントがいたら、考えもなく売っていた。
編成とは、リスナーのニーズが優先されるべきものだと私は思う。
何故ならリスナーがいなければ、例え瞬間的にクライアントがついても、そんなのは長続きしないからだ。
一度、成功してしまった商売のやり方は、そう簡単には変えられない。
そのやり方が通用する間は、何とか商売になるからだ。
だが、本当にリスナーをつかんだ商売仇が生まれれば、過去の商売のやり方はジ・エンドである。


それでいえば、よく今の状態でも、放送局が維持できているなと本当に感心する。
商売のやり方はジ・エンドなのに、局はジ・エンドにはならない。
まだラジオに幻想をもっていただいているクライアントがおられるのだろう。
「ラジオはジ・エンド?」
一度、そんなタイトルで書いてみようか。
少し中身のあることも、たまには書かないといけないだろうから。

今気になること~AbemaTV他

あっという間に5月になり、あっという間にGWも終わりそうな感じです。
最近、ブログを書く回数も減り、月に1回ペースになってしまいました。
毎日1回、ブログを書いていた日は遠くなりにけり。
果たして、ブログの意味あるのでしょうかと、自問自答を繰り返す日々です。


原因のひとつは業界関係者と直接会って、情報交換することが減ったことでしょうか。
ネット等を通じて2次情報は入ってきても、肝心の1次情報が入ってこない。
やはり、何らかの裏付けがなければ積極的な発言はできないというのが実感でしょうか。


さて、放送業界で今一番気になっているのが、AbemaTVでしょうか。
来月、NOTTVが閉局しますが、その代わりに台頭しそうなのが、このAbemaTVのような気がします。
ネットで気軽に見ることができるTV、NOTTVとは違って、必死になっていないところに可能性を感じたりします。
半分シャレでやるぐらいの気持ちがないと、ネットビジネスはなかなか成功しません。
私がヘビー・ユーザーになるかどうかはわかりませんが、新しい世代に受け入れられる価値はあるかもしれません。


とはいえ、本当に商売になるかどうか、当面無料放送、広告収入が頼りというのも気にかかるところです。
広告収入を得るためには、ユーザーをどれだけ取り込めるかどうかが鍵になってきます。
この番組にはこれだけのユーザーがいます、CMを流せばこんな効果が得られますと、どれだけ視覚化できるかでしょう。
広告代理店は、どれぐらい後押ししておられるのでしょう。
誰も具体的なノーハウを持っていない世界ですから、冒険的な事業であることは事実ですが、何とか形になってほしいなと思わないでもありません。


私が、今一番気になっているのは、idioです。
V-Lowマルチメディア放送、東京、大阪、福岡でサービスが開始されました。
まもなく名古屋でも始まるということですが、ポジティブな話はなかなか聞かせてもらえません。
私は、カーナビを対象にしたAmanekチャンネルに期待しているのですが、まだまだこれからという話のようです。
どうやってビジネスにするのか、悩ましいところであるようです。


私の仲間たちは、防災をメインにした放送を流すというコンセプトで自治体を取り入れようと必死で営業活動しています。
とはいえ、自治体は前例主義というか、どこかが成功しないとなかなか主体的に動いてはくれませんから、彼らの苦労は並大抵のものではないでしょう。
理屈では、人は動かない、仕方ないですね。


とにかく、早くi-dioを直接にチューニングして聞ける端末が普及しないと、どう実用化されるのかわかりにくいですね。
とりあえず、wi-fiを通じてスマホで聴けるようにはなっていますが、あまりイージーな感じではないので、1回や2回は聞いてくれても、習慣で聞いてもらえるのはなかなか難しいでしょうね。
ま、i-dioの本格放送は7月からだそうですから、もう少し長い目で見続けていきたいと思います。
個人的には、後3年ぐらいの時間的余裕は与えてあげて欲しいというのが本音ですけどね。

Appendix

四季の花時計

プロフィール

フロムさん

Author:フロムさん


100以上の番組、ライブを中心としたイベント、舞台、映画など、専らクリエイティブな世界に身を置いて30年。
言いたいことは一杯あっても、口に出せないことだらけ。
せめてはその一部でも書き残そうと試しに作ったブログ。
いつまで続くかは皆さん次第。


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